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2022.06.13

動物看護師ブログを更新しました。

皆さま、こんにちは。

今月の看護師のブログは川原・森・森田・福井がお届けします。

よろしくお願いします!

 

最近新しく子犬をお迎えになった方は、「お散歩デビュー」をされた日は思い出に残る場面ではないでしょうか。

そんな楽しいお散歩ですが、実際には色々お悩みはございませんか?

 

今回はそんな散歩中の困ってしまう行動の一つ、「引っ張り癖」についてご紹介します。

 

 

お散歩中、わんちゃんがどんどん先導して歩いてしまい、困ったことはありませんか?

 

 

わんちゃんが散歩の時に引っ張る理由としてはいくつかあります。

 

今回は

①興奮状態になっている。

②散歩の主導権をわんちゃんが握っている。

 

の2つを取り上げます。

 

 

①興奮状態になっている。

 

理由として好奇心旺盛な性格が考えられます。

お家から一歩外に出ると、他人やさまざまな物などわんちゃんたちにとって興味を惹かれるものが沢山あります。

例えば他のワンちゃんとすれ違う際に、急に飛び出してしまう、草木に突っ込んでしまうことはありませんか?

そこで興奮しているわんちゃんを止めるために声を荒げたりすると逆効果になってしまいます。

 

まずはわんちゃんを落ち着かせることが大切です。

上記を防ぐためにも、散歩に行く時は最初に「おすわり」や「待て」をさせて落ち着かせてからスタートしましょう。

もし散歩の途中で興奮したり引っ張ったりしてしまうようでしたら一度立ち止まって落ち着かせましょう。

 

そうすることで「落ち着かないと散歩ができない」ことを少しずつ理解してくれます。

引っ張り癖が付いている子は、なかなか上手くいかないこともありますが、諦めず時間をかけてあげましょう。

 

 

②散歩の主導権をわんちゃんが握っている。

 

わんちゃんに引っ張られるまま散歩を続けてしまうと、わんちゃんが主導権を握ってしまうことがあります。その場合はわんちゃんの進行方向と逆の方向に向きを変えて歩きましょう。

わんちゃんが引っ張るたびにこれを繰り返すと「散歩の時の行く場所や歩くペースの決定は飼い主さんだ。」と認識してくれます。

 

進行方向を変えた時にわんちゃんがついてきたら沢山褒めてあげましょう。そうすることで飼い主さんについて行くと楽しいと認識してくれます。

 

 

◆引っ張り癖の改善の注意点

 

・引っ張り合わない

わんちゃんが引っ張るからといって綱引きのように引き合ってしまうのは逆効果になります。また頸部にも負担が大きくかかってしまい呼吸器疾患やヘルニアなどの要因になる可能性があります。

 

方向転換する場合は無理せずにさりげなく行いましょう。

 

 

・褒めるタイミング

わんちゃんが正しい行動(方向転換した時に付いてくる、引っ張らなかった、飼い主と歩調をあわせてあるくことができた!)などを取ったら褒めてあげましょう。

時間が空いてしまうと何に対して褒められたのかわからなくなってしまうので出来るだけすぐに褒めましょう。

 

 

・叱らない

引っ張り癖だけではありませんが、叱ってしまうとわんちゃんの問題行動が悪化する場合もあります。「叱るしつけ」ではなく「褒めるしつけ」も取り入れてトレーニングしてあげましょう。

 

 

 

次に、わんちゃんを飼っている看護師が実際に実践した方法について紹介していきたいとおもいます。

 

 

○川原

僕の家では、わんちゃんが先に歩いて行ったらその場で立ち止まることをしていました。

リードを引っ張ることをやめて戻ってきたらまた歩き始めるというのを繰り返して続けていたら、わんちゃんが引っ張って先に行くということがなくなりました。

 

最近では歳のせいか飼い主に置いていかれることの方が増えました。

 

 

 

○森

うちの子はとても好奇心旺盛でとにかく散歩が大好きな子でした。

散歩に行く前は玄関の前でお座りをして待てができるのに一度外に出ると散歩に行くことが嬉しいあまり興奮してぐいぐいとリードを引っ張ってしまいます。

 

そんな時私が行っていたのが「引っ張ったらその場で止まる」ことです。

止まってお座りをさせアイコンタクトが取れたらまた歩くということを繰り返し行うことで、徐々にですが引っ張ると散歩に行けないと分かってくれるようになりました。

 

また、ハーネスではなくリードに変えることで引っ張り癖を抑えられることもあるので試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

○森田

我が家のわんちゃんたちは初めての散歩で興奮して引っ張っていました。

道路などが多い場所だったので自分が道路側にいて犬は歩道側を歩かせるように気をつけていました。

十字路や横断歩道の所は必ず一旦停止させて、その際に『待て』『おすわり』など声をかけるようにしています。

 

 

 

○福井

くぅは好奇心が旺盛で、いろんなことが気になってしまうタイプです。

散歩に行くと、他のわんちゃんに会ったり、地域猫ちゃんに会ったり、ちっちゃい子からおじいちゃんおばあちゃんまで、いろんな人に会ったりもしますね。

 

そんなお外がとっても大好きなくぅなので、小さい頃は引っ張り癖がすごかったです…

伸びるリードを使っていた時は、リードが伸びるままに行きたい方向にどんどん進んでいってしまっていました。

通常のリードに変更した時にも引っ張り癖はなおらず、伸びるリードで自由を知ってしまったので、より窮屈に感じてしまったかもしれませんが、引っ張る力も強く主張激しめです。

「こっちに行きたいー!」と決して道を譲りませんでした。

 

そこで私は、引っ張ったら「立ち止まる」を徹底しました。

わんちゃんに「引っ張っても行きたい方向には行けないよ」と覚えてもらいます。

 

はじめはうまくいかないですが、根気よく続けることで学習してくれました!

 

 

 

◆最後に

わんちゃんの行動で、習慣化したものをすぐに改善することは難しいことです。もちろん引っ張りぐせを改善するには少し時間がかかるもことあります。

 

しつけと同じように、根気よく教えてあげましょう!わんちゃんとの楽しい散歩をイメージしながら焦らず気長に取り組んであげてくださいね。

 

 

当院でもパピーパーティーやしつけ教室を開催しております。ご興味がございましたら、ぜひご参加をお待ちしております。(当院にご来院の際、あるいはお電話でお問合せください。)

 

 

皆さんのお散歩がよりハッピーになるように、願っております!

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