獣医師
東京都出身
日本大学卒業私が獣医師になりたいと思った理由は、動物たちの命を少しでも多く救いたいという考えを持ったからです。そこで診察件数が多く、高度な技術が学べる病院を探していました。数多くある病院の中から出会ったのが「動物医療センターもりやま犬と猫の病院」でした。 私の地元である関東では1次と2次病院がはっきりと分かれている印象ですが、愛知県は県内に大学病院がないことから、一つ一つの病院が非常に大きいうえに診察件数も多く、総合病院的な役割として診察の基礎から高度医療技術まで学ぶことができます。動物医療センターもりやま犬と猫の病院は、その中でも名古屋TOPクラスの診察件数でCTや高度医療技術、夜間救急など様々なことが学べ、より多くの経験が積める理想の病院でした。また、スタッフ同士の仲が良く、病院の雰囲気自体も非常に良いと感じ入社しました。この病院に入社しようと、実習初日で心は既に決まっていました。
この病院に入社してから3年という短い期間ですが、様々な経験や出会いをさせていただきました。手術や診察はもちろん、他の病院ではできない貴重な経験もさせてもらっています。そんな中でも私の忘れられないエピソードとしては、普段の何気ない淺井院長の診察でした。淺井院長の診察は驚くべくほど早く、なおかつ的確です。そんな診察を間近で見て、感動を覚え、それはいつしか尊敬へと変化していました。 淺井院長は常に新しいこと新しいことへの取り組みを行い、日々進化を怠らないと人だと感じています。それは動物のことを、まず最優先に考えているからこそできることだと思えます。飼い主様は安心したのでしょう、診察前と診察後の顔が全然、違うのです。動物の治療だけではなく飼い主様の心のケアも必要なんだと、今思えばそれは原点で当たり前なのことなのですが、入社当初はついていくだけで精一杯で、目の前のことに集中しすぎて当たり前のことを忘れそうになっていたこともありました。獣医師になってこの病院と淺井院長に出会えたことを誇りに思っております。
日々の診察はもちろんですが、私が現在注力していることは当院で導入されているCTです。まずCTとは、コンピューター断層撮影(Computed Tomography)の略語です。身体のまわり360°からX線を照射して走査し、コンピュータを用いて処理することで身体の内部画像を構成し、様々な方向から体内を確認できる検査装置です。また、血管内に造影剤を投与することにより、腫瘍などの病変部位がわかりやすくなったり、血管の走行等を把握することも可能です。これらにより、レントゲン検査やエコー検査だけではわからない病態の診断や手術に必要な情報を的確に把握することができます。CTはどの病院にも設置されているものではなく、限られた動物病院にしかありません。CTを活用することで、その子の予後や診断、手術の準備など幅広く把握することができます。そんなCTを駆使し、より良い診察ができるよう日々精進しております。
私は東京都出身ですが何故、愛知県を選んだかといえば、場所は関係なくこの病院に魅力あるから愛知県に来ました。院長をはじめ、仲間である獣医師、看護師、受付全員がいなかったら違う土地で働いていたかもしれません。ここには多くの人との出会いがあります。名古屋市は経済的にも安定しており、少子高齢化の波とは逆に人口も増加傾向にあります。交通の便も良く、東京まで1時間半、大阪まで1時間と主要都市が近いため、学会への参加もしやすい場所です。愛知県に来てまだ数年しか勤めていないので、魅力の多くを語ることができませんが、まだ行きたくても行けていない場所もあります。また発信できる機会があれば、随時お伝えしていきたいと思っております。
数ある動物病院を決めるのは非常に難しいことだと思います。実際に働いてみないとわからないこともありますので、とにかく動物病院に何件も見学・実習へ行くことです。ただその前に自分にとって、何を重要視しているかを念頭に入れておく必要があります。実習ではスタッフとコミュニケーションをたくさん取ることで、その動物病院の本当の姿がわかってくると思います。私はその中から理想とするこの病院と出会えました。当院に関しましては、CTや腹腔鏡、内視鏡といった精密機器を多数完備していますので、最初は学ぶことがたくさんあり大変ですが、それと比例し多くの命を救うことが出来ます。また夜間救急や多くの症例にも出会えるチャンスでもありますので、ぜひ一度見学に来てみてください。