Urology
Information
泌尿器系の異常は、行動の異常、また尿の異常として現れることが多いです。
たとえば、
・トイレによく行く
・水をよく飲む
・尿量が多い
・尿の色がおかしい
などです。
みなさんのワンちゃんネコちゃんは、以上のような症状はないでしょうか。
このような症状が見られる時には、泌尿・生殖器科として扱うことが多いです。
なお、身体のその他の部分に原因がないかについてもあわせて検討いたします。
泌尿器系の異常は大切なワンちゃんネコちゃんの生死に関わることも多いため、いち早く異常に気づき、いち早く対処することが必要になってきます。
Sick & Treatment
①症状
何度も排尿する(頻尿)、尿の色が濃い・赤い(血尿)、尿が出にくい、排尿時に鳴く、トイレ以外の場所で排尿するなど
②発生しやすい種別
犬よりも猫で多い。細菌性のものは犬で多く、雌で多い
③原因
細菌感染や尿石が関わることもある。飲水量の減少やストレスなどの環境的要因も関わる
④治療
原因に応じた治療を行う。薬物療法(抗生剤、止血剤、サプリメント)、食餌療法、フェロモン療法(猫)、トイレなどの環境改善を行う
①症状
尿量が増えた(多尿)、飲水量が増えた(多飲)、やせてきた、食欲低下、嘔吐など
②発生しやすい種別
猫で多い。高齢の犬(12才以上)、高齢の猫(10才以上)で発生しやすい
③原因
糸球体疾患、腎盂腎炎、多発性腎嚢胞(猫)、腫瘍、尿路閉塞、腎毒性物質、感染症、遺伝性などがある
④治療
食餌療法、内服、点滴(皮下、静脈)などを組み合わせる
①症状
急激な食欲不振、元気低下、嘔吐、尿量が少ない(乏尿)、尿がでない(無尿)など
②発生しやすい種別
犬、猫どちらも起こる可能性がある
③原因
腎前性(循環血液量の減少や心臓から拍出される血液量の減少によるもの)、腎性(腎毒性物質、感染症などによるもの)、腎後性(尿路の閉塞によるもの)の3つにわかれる。腎毒性物質には、ユリやブドウ、不凍液などが含まれる
④治療
輸液などの支持療法を行う。乏尿、無尿の場合は薬物療法(利尿剤)を行うこともある
動物医療センター もりやま犬と猫の病院
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分院:動物医療センター とよた犬と猫の病院
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