神経内科

Nervous

こんな症状はありませんか?

・痙攣やふらつき
・意識の消失
・起立困難
・眼振
・視覚・聴覚・嗅覚の低下・消失

このような症状が見られる時には、神経内科・外科として扱うことが多いです。
なお、身体のその他の部分に原因がないかについてもあわせて検討いたします。

夜間救急

Information

神経内科のご案内

飼い主様へお伝えしたいこと

院内での検査で明らかな異常が認められない場合は、確定診断のためにCTやMRI撮影などの高度画像検査が必要となることもあります。
神経症状が出てしまっている場合は、長期化すると後遺症が残ってしまうことや命に関わることもあるため、速やかに病院へ受診していただくようお願い致します。

Sick & Treatment

神経内科・外科でよくみられる
病気と当院での治療実績

てんかん

繰り返し発作が起こってしまう病気であり、発作を引き起こしてしまう原因は脳そのものにあったり、脳以外にあったりと様々です。発作自体は通常1~3分ほどでおさまりますが、5分以上続く場合や、発作後に本人の意識が回復せずに次の発作が連続して起きてしまう(発作重積)場合は、速やかに発作をおさめる必要があります。
来院時にも発作が続いている場合には、鎮静を目的としてミダゾラムの点鼻や、ジアゼパムの注射を実施します。また、普段の生活の中で発作を制御するため、フェノバールやゾニサミド、レベチラセタムといった抗てんかん薬の使用が必要となることもあります。

水頭症

脳室に脳脊髄液が溜まってしまう先天性の病気であり、ネコちゃんではほとんどありませんが、ワンちゃんではマルチーズ、ヨークシャー・テリア、チワワ、ポメラニアン、トイ・プードル、シー・ズーなど小型犬で見られやすいとされています。
基本的には1歳以下の犬でみられ、脳室に脳脊髄液が溜まり、脳内圧が上昇することで脳実質が圧迫され萎縮することで、運動障害や意識障害、知覚障害を伴うことが多いとされています。
早期の診断により適切な治療ができれば、長期間の症状のコントロールが可能とされています。そのため、脳圧亢進を防ぐために、浸透圧利尿薬(マンニトール、イソバイド)やグルココルチコイド(プレドニゾロン、デキサメサゾン)、炭酸脱水酵素阻害剤(アセタゾラミド)などの使用が考えられます。

前庭障害

前庭障害とは、脳神経の1つである内耳神経のうち、前庭神経が何らかの理由で障害を受けてしまうことで、体の平衡感覚を保てなくなってしまうことを指します。
症状は、運動失調や捻転斜頸(首の捻れ)、眼振、斜視、嘔吐などが挙げられます。また、障害をきたす原因として、中耳炎や内耳炎が挙げられ、それ以外にも甲状腺機能低下症(特に高齢の犬)や腫瘍性疾患(猫の耳道内ポリープなど)が考えられますが、原因不明に症状が起こってしまうこともあります(特発性前庭障害)。
治療はそれぞれの原因により異なります。中耳炎や内耳炎が原因であれば、抗生物質や抗炎症薬(プレドニゾロン)の使用が考えられます。また、特発性の前庭障害であれば、支持療法や対症療法を中心とした治療が必要となります。

脳炎

ワンちゃんとネコちゃんの中枢神経において、感染ではない原因不明の炎症性疾患がみられることがある。発生に関してはその疾患により、品種や年齢に偏りがあり、それぞれ特徴的な症状を示します。

A.肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(GME)

ワンちゃんの中枢神経系に肉芽腫性病変を形成する特発性の非可能性炎症性疾患であり、犬種に関係なく若齢から中齢の小型犬に好発します。症状としては発作や失明、首の捻れ(捻転斜頸)、旋廻行動、頚部痛など様々な中枢神経症状が認められます。

B.壊死性髄膜脳炎(NME、パグ脳炎)

パグやシー・ズーなどの小型犬種に起こる疾患であり、1~3歳齢で起こりやすいとされています。最もよく見られる症状は突然のてんかん発作が多いです。

C.壊死性白質脳炎

ヨークシャー・テリアやチワワ、パピヨンなどの小型犬種に発生する疾患であり、犬種によらず、2~6歳齢の小ぶりな体系の子に起こりやすいとされています。上記の疾患と比べて、発作の発生はそこまで多くないとされていますが、運動失調や旋回運動、捻転斜頸などの神経症状が認められることが多いです。
いずれの疾患に対しても、治療にはグルココルチコイド(プレドニゾロンなど)が有効とされています。

脊髄空洞症

脊髄中心管以外の脊髄実質が液体により満たされた異常な空洞のことであり、頚部領域でよく認められます。脳の先天性疾患である水頭症などに併発することが多いとされ、小型犬種によく認められます。

脳腫瘍

脳腫瘍とは、中枢神経にできる腫瘍のうち、頭蓋内に発生する腫瘍の総称であり、脳そのものの組織以外にも、頭蓋骨も含めた頭蓋内にある組織からできる腫瘍です。その発生率は犬で2.8%、猫で2.2%とされています。犬では平均9歳で発生するとされ、品種や年齢、性別を問わず起こります。猫では平均11歳で発生するとされています。犬で特に多いとされているものは髄膜腫と神経膠腫であり、猫では髄膜腫が多いと言われております。
脳腫瘍により引き起こされる症状は、てんかん発作や意識障害、脳神経障害、運動失調、不全片麻痺、不全四肢麻痺、旋回運動、行動異常など様々です。また発生場所によって症状も少し異なり、後頭葉では視覚障害、下垂体ではホルモン障害なども発症することがあります。犬では特にてんかん発作が症状として多く認められるとされています。
脳腫瘍に対する治療法は以下のようなものが存在し、それらを単独ないし組み合わせて行っていきます。

支持療法

腫瘍によって生じた脳圧の亢進、浮腫、てんかん発作を制御します。コルチコステロイドによる炎症の制御や、浸透圧利尿剤(マンニトール、イソバイド)による脳圧の低下を目的として使用します。

外科療法

発生した腫瘍の切除および減量を目的として実施します。ものによっては完全に切除することが難しいものもあるため、後述する放射線療法や化学療法を組み合わせて実施することも多いです。

放射線療法

外科的に摘出することがそもそも困難な場所にできてしまった脳腫瘍や、外科手術により切除が不十分だった場合の組合せの治療として実施されます。当院では放射線療法の実施はできないため、必要と判断された場合には、実施可能な提携病院へご紹介することとなります。

化学療法

抗がん剤を用いた治療法です。腫瘍の種類により、適用される抗がん剤が異なるため、腫瘍の種類の確定が必要となります。

猫伝染性腹膜炎(非滲出型)

猫コロナウイルスが原因で起こる疾患であり、腹水や胸水が溜まってしまう滲出型(ウェットタイプ)ではない、非滲出型(ドライタイプ)で神経症状を伴うとされています。病変は主に脳室や脊髄中心管に形成されます。症状は発熱や食欲不振、体重減少が起こり、中枢神経が傷害を受けてしまうと、てんかん発作、前庭障害、歩行障害、意識レベルの低下が認められます。診断には、血清や脳脊髄液に含まれる、コロナウイルスの抗体価測定やPCRによるウイルス検出が必要となります。治療法に関しては、グルココルチコイドにより一時的な改善が認められることもありますが、有効な治療法は確立されていないため、対症療法が中心となります。
院内での検査で明らかな異常が認められない場合は、確定診断のためにCTやMRI撮影などの高度画像検査が必要となることもあります。
以上のような神経症状が出てしまっている場合は、長期化すると後遺症が残ってしまうことや命に関わることもあるため、速やかに病院へ受診していただくようお願い致します。

お問い合わせ先

動物医療センター もりやま犬と猫の病院

052-739-1299

  • 平日(火曜日を除く):9:00〜12:00、16:00〜20:00
  • 火曜日:9:00〜13:00、16:00〜19:00
  • 土日祝:9:00〜13:00、16:00〜19:00

分院:動物医療センター とよた犬と猫の病院

0565-47-1299

  • 住所:愛知県豊田市広路町1丁目1 イオンスタイル豊田1F
  • 診療時間:9:00~12:00 / 16:00~20:00(年中無休)
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