もりやまTOPICS

TOPICS

  • HOME
  • もりやまTOPICS

2025.05.14

動物看護師

肥満のリスクについて

こんにちは♪

愛玩動物看護師の山本です。

 

日差しが心地よい5月。お散歩や日向ぼっこが気持ちの良い季節ですね。でも、もしかしたら、愛するワンちゃんやネコちゃんの体を見て「あれ?ちょっとふっくらした?」と感じている飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

肥満は、人間と同じように、ワンちゃんやネコちゃんの健康にも様々な影響を与えます。関節の負担増や、様々な病気のリスクを高めてしまうことも…。

そこで今回は、ワンちゃんネコちゃんの「肥満のリスク」についてお話ししていきます。

 

はじめに、🐕犬と猫の肥満体型とは🐈

一般的に、犬では適正体重を15%以上、猫では20%以上超えると肥満(太り過ぎ)といわれています💦

 

犬と猫の適正体重は

1歳の頃の体重が目安です☝️

1歳の頃の体重を覚えていますか🤔❓

 

肥満になる原因としては

①カロリーの過剰摂取

→おやつの与えすぎや人間のご飯を与えてしまっている

②運動不足

→散歩時間や遊び時間が短い

③去勢、避妊手術後

→ホルモンの変化により代謝が低下する

④加齢

→運動量、代謝の減少

などが挙げられます。

 

※中には疾患が原因のこともあります。急な体重増加や多飲多尿などの症状があればご相談ください。

犬と猫の肥満のチェックには“ボディ・コンディション・スコア”という評価がよく用いられています🔍

 

 

上記は9段階評価のものですが、簡単にチェックできるので、大切なわんちゃん🐶ねこちゃん😸が今どんな体型をしているのかぜひチェックしてみてください!

※犬や猫の体重は「何kg増えた(太った)、減った(痩せた)」ではなく、「何%増えた(太った)、減った(痩せた)」と考えましょう☝️

 

 

✅肥満によるかかりやすい病気とは

⚪︎関節、運動器系の負担

→関節炎、椎間板ヘルニア、十字靭帯創傷、

整形外科疾患の原因、悪化要因になります。

 

⚪︎心臓、呼吸器の負担

→心臓病のリスク増加、呼吸困難(特に短頭種⚠️)

 

⚪︎糖尿病

 

⚪︎寿命が縮む

→体重過剰の子は適正体重の子よりも寿命が短いと言われています

 

⚪︎熱中症

→脂肪が多いと体内の熱を逃がしにくく、首周りの脂肪で呼吸機能が低下する為、体温がどんどん上がってしまいます。熱中症は最悪死に至ってしまうので、これからの時期特に気をつける必要があります。

その他にも様々な病気のリスクがあります😖

 

✍️今後できる対策について

①食事管理

→おやつは与えすぎず、ご褒美程度にする。

量を測って与える。カロリーの過剰摂取させない。

②運動管理

→体を動かす。(散歩や知育トイなど)

我が子にとって「ちょっとぽっちゃり」は可愛いかもしれませんが、健康面では危険信号かもしれません。

 

少しの意識と努力で、寿命や生活の質は大きく変わります。

そこで!

現在3月〜6月の期間、「減量チャレンジ」というキャンペーンを行なっております。

愛犬・愛猫の体型に悩んでいる方、ダイエットのやり方がよくわからない方、お気軽にご相談ください😊

Copyright©もりやま犬と猫の病院 All rights reserved.