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2022.10.13

獣医師

「肝臓の数値が高い」と言われたら…!?

皆さんこんにちは、獣医師の佐々木です。
最近肌寒くなってきましたね❄︎

うちの子が布団の中に入ってきてくれて、

心はあったまるそんな季節になってきました。

 

 

体が冷えるとワンちゃん猫ちゃんも体調を崩してしまうので気をつけましょうね。

 

 

さて今回は、肝臓についてお話しします。

秋は健康診断の季節!健康診断で「肝臓の数値がちょっと高いですね」

なんて言われた方もいるのではないでしょうか?

 

 

肝臓は「沈黙の臓器」とも言われるくらい我慢強く、

相当病気が進行しない限り症状を出しません。

肝臓の数値の上昇、実は肝臓のSOSかもしれません。

 

 

 

肝臓は我慢強いだけではなく働き者で、

身体にとって欠かせない役割をいくつも持っています。

 

 

☆肝臓の役割☆
①タンパク質合成
②ブドウ糖貯蔵
③ホルモン代謝
④胆汁生成
⑤解毒
⑥コレステロール合成
⑦尿素生成
⑧ビタミンD代謝

 

 

代表のものだけでもこんなにありますが、

まだ全てを解明できていないくらい沢山の働きがある複雑な臓器だと言われています。

 

肝臓病が進行すると、下痢、元気消失、

お腹を押すと嫌がる、メレナ(黒色便)などがみられます。

さらに重症になると腹水が溜まったり、発作やふらつき、

黄疸がみられ、死に至る場合もあります。

 

症状が出る頃にはかなり末期なことが多く、治療は困難です…

ですので、症状が出る前、「数値が高いだけ」

のタイミングで気づいてあげる必要があります。

 

 

でも、必ずしも
肝臓の数値が高い=肝臓病
ではありません。

肝臓の数値は、思っている以上に色々な要因で上がることがあるのです。

 

 

①食事による影響
肝臓は消化管で吸収した栄養素を合成しているので、

食後は負担がかかりやすく数値が僅かに上がることがあります。

また、食べてるものによっても数値の影響をうけます。

 

 

②胆嚢による影響
肝臓の隣には胆嚢という、肝臓で作った消化液を溜めている臓器があります。

特にワンちゃんはこの消化液「胆汁」が加齢とともにドロドロになることが多く、

それによって肝臓の数値が上がることがあります。少量なら問題はないですが、

多量の場合やゼリー状になってしまっている場合、治療が必要になります。

食事や飲み薬、場合によっては外科手術で治療します。

 

 

③空胞性肝障害
聞き慣れないワードだと思いますが、いわゆる「脂肪肝」です。

ホルモンの病気や歯周病、食事やおやつ、肥満によって

肝臓に脂肪が溜まってしまうことがあります。

肝臓が主体の病気ではないので、原因があればその改善を行います。

肝臓の症状が出る前に対応することが大切です。

 

 

もちろん肝臓の腫瘍や肝炎、肝硬変でも数値は上がるので、

原因が肝臓なのかそれ以外なのか、しっかり見極めて治療することが大切となります。

 

 

 

当院では、秋の健康診断キャンペーンを今月いっぱい行っています。

今回お話しした肝臓の数値だけでなく、腎臓、

ホルモン、心臓の数値を調べることができます。

また、特典で

「我が子とのツーショットチェキ」

「獣医師が選んだフードサンプル」

もついてきます!楽しく健康診断もできて、

ご飯の見直しもできて、一石二鳥、三鳥ですね♪(v^_^)v

 

 

病気は早期発見が何よりも大事です。

気になることがあれば、何でも相談してくださいね。

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