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2021.09.22
動物看護師
こんにちは!
富久が今月のブログを担当させていただきます!
まだまだ残暑が厳しいですが、
みなさまいかがお過ごしですか?
私は家で飼っている柴犬のモッコモコの毛を見ているだけで汗が流れ落ちそうです。
そこで、私からモッコモコなワンちゃんの換毛期についてお話します。
ワンちゃんには毛の生え方が2種類あります。
ダブルコートとシングルコートです。
ダブルコートとは、オーバーコート(上毛)✱とアンダーコート(下毛)✱✱と呼ばれる毛の内、アンダーコートが多い構造です。
シングルコートとは、オーバーコートのみまたはアンダーコートが少なめな構造です。
✱オーバーコート→太くしっかりした毛で皮膚を保護する役割を持っています。
✱✱アンダーコート→細くやわらかい毛で寒さから体温を保つのに優れています。また、保湿の役割も担っています。
今回はダブルコートについて詳しくお話します。
具体的にどんな犬種がいるかというと、
柴犬、ゴールデンレトリバー、コーギー、ポメラニアン、ダックスフンドなどです。
この子達は、もともと寒い地域・四季のある地域で生まれた犬種です。
とくに先にあげた3種の子たちは毛の密度も高く、大量の毛が抜けます。
例えば、柴ちゃんで換毛期のピークだと1回のブラッシングでこれくらいの量は抜けます。
ダブルコートをもつ犬種は、量の多いフワフワなアンダーコートで冬の寒さ・冷たい風から身を守ります。
そして、夏に近づくとアンダーコートが抜け落ちます。
軽くなり、風通しが良くなることで体温上昇をおさえます。
つまり、この体温調整の仕方が変わるタイミングの季節の変わり目
春と秋に換毛期が訪れます。
ダブルコートの犬種の換毛期には、こまめなお手入れ、
つまりブラッシングが必要です。
ブラッシングをしてあげないと、アンダーコート同士がからまってしまい、毛玉になることがあります。
毛玉ができるととるときに痛いと感じ、ブラッシングを嫌がるようにようになってしまうかもしれません。
それから、毎日ブラッシングしてあげることが大切です。
その際に皮膚のチェックをしてあげることもとても大切です。
柴犬ちゃんだと、皮膚トラブルの多い犬種でもあるので、特に大事です。
例えば、赤くなっている。
フケが出てきた。
毛が抜けすぎて皮膚が丸見え。
皮膚をかいている、なめている時間が長い。
皮膚を噛んでいる
床などにこすりつけている。
などの症状、仕草が多くみられたら、病院まで気軽にご相談ください。
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