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2023.01.15

獣医師

チョコレートに要注意!

こんにちは!九州最南端の鹿児島出身の獣医師内山智晴です。

よろしくお願い致します!

 

 

さて、改めまして新年あけましておめでとうございます!

お正月にお雑煮やおせち、美味しいご馳走を食べた方もいらっしゃるのではないでしょうか。美味しいものを食べて今年1年もこれから頑張っていきましょう!

 

 

ところで、美味しいものといえば、もうすぐ2月、、バレンタインデー、チョコレートのシーズンがきます。

みなさんがご存知かもしれませんが、私達は食べても無害でも、わんちゃんやねこちゃんは食べると害がある、そんな食べ物の1つがチョコレートです。

 

原料となるカカオに「カフェイン」や「テオブロミン」という物質が含まれます。

 

これらは、メチルキサンチンという化合物で、中枢神経や心臓の筋肉の収縮が刺激されたり、利尿作用が働いたりします。

 

わんちゃんやねこちゃんはこれらを肝臓で分解する能力が人間の約3分の1と低く、多量の摂取で中毒を起こし、以下のような症状を引き起こします。

 

「カフェイン」
・動悸
・ひきつけ
・ふらつき
・不整脈
・過度の興奮 など

 

「テオブロミン」
・下痢
・嘔吐
・腹痛
・頻呼吸
・多飲多尿
・ふるえ など

 

また、カフェインやテオブロミンの毒性はカカオの含有量によって異なっており、一般的にはビターチョコ>ミルクチョコ>ホワイトチョコの順に含有量が多くなっています。

 

具体的には、個体差はあるものの、体重1kgあたり15-20mgの摂取で毒性がでると言われています!

 

チョコレート中毒に特効薬はありません!
「食べさせない」が1番のポイントです。

 

もし愛犬、愛猫がチョコを食べてしまっても、無理におうちで吐かそうとせず、すぐにお近くの動物病院にご相談ください。

 

人間が食べれるものだから、大丈夫!ではなく、わんちゃんやねこちゃんが食べられないものもあることを改めて知っていただきたいです。

 

これから1年毎月楽しいイベントが盛りだくさんですが、その度にわんちゃんやねこちゃんに「人間の食べ物をあげない、食べられない」ように注意してください!!

 

最後に我が家の愛犬アランくんをご紹介します。昨年から家族の一員になりました。あっという間に我が家のアイドルになり、日々すくすく成長している姿を見るだけで毎日頑張れます。本当に親ばかですよね。

 

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