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2023.10.05
動物看護師
こんにちは
愛玩動物看護師の中村です。
夏が過ぎ去り秋に突入かと思いきやまだまだ暑い時期は続いていますね。
秋といえばスポーツの秋、読書の秋、食欲の秋など秋と結びつく言葉が数多くあります。
彼岸花や紅葉など秋の訪れを感じさせる風景を楽しむことが出来、過ごしやすい季節でもあります。
ただそんな秋にも気をつけなければいけないことがいくつかあります。
今回はその中から2つを紹介したいと思います。
1. 花粉症
まず1つ目が花粉症です。
花粉症といえば人がなるものというイメージが強いかと思いますが、犬や猫も花粉症になります。
花粉症はアレルギーの原因となるアレルゲンの1種です。
人の場合、花粉症は目や鼻に症状が現れることが一般的でありますが、わんちゃんの場合は皮膚に、猫ちゃんの場合は人と同様に目や鼻に症状が現れやすいと言われています。
秋はブタクサやカナムグラの花粉が飛んでいる可能性があるため注意する必要があります。
花粉症を予防するには
① 花粉の多い時間帯や草むらを避ける
花粉症への対策としては人と同じで花粉に接触しない・持ち込まないということが大切です。花粉が多い時間帯はインターネットでも調べることが出来るので多く飛散している時間を避けたり、草むらにブタクサやカナムグラなどの花粉を飛散させる植物は存在していますが、花粉の飛散距離は短い為、草むらに入らないようにするだけでも効果はあります。
② 洋服を着せる、ブラッシングをする
わんちゃん、猫ちゃんの場合、被毛が多く静電気を帯びやすいので体に花粉が付着しやすいです。
洋服を着せることで花粉が被毛に付着することを防ぐことができます。
さらにブラッシングを行うことで被毛に付着した花粉を落とすことが出来ます。
またブラッシングを行う際には乾いた状態ではなく少し濡らした状態で行うと花粉が部屋に飛散することを防ぐことが出来る為、効果的です。
③ 空気清浄機を置く
花粉は取り除かない限り滞留し続けます。家に花粉を持ち帰ってしまった場合は家の中に花粉が滞留している状態になってしまう為、玄関などに空気清浄機を置いてあげることで花粉を取り除くことが出来、一定の予防効果が期待出来ます。
2. 急激な気温の変化
2つ目が気温の変化です。
夏から秋の季節の変わり目は免疫力が落ち、病気が起こりやすい時期でもあります。
わんちゃんの場合は消化器系疾患、猫ちゃんの場合は泌尿系疾患が出ることが多いと言われています。
わんちゃんは不規則な気温差に対してストレスを感じて胃腸炎になってしまうことがあります。気温差を感じないように部屋の温度を並べく一定に保つことや体温を調整しやすいようにブランケットや洋服を使用してあげることが良いと言われています。
猫ちゃんは寒さに弱いので動きたがらず飲水量が減ったり、おしっこを我慢することが多くなります。飲水量が減ったり、おしっこを我慢していると尿石症や膀胱炎にかかってしまうことがあります。普段からおしっこの回数や飲水量を記録しておくと変化がわかりやすいです。
少しでも異常を感じた場合は病院に受診することが大切となります。
わんちゃん、猫ちゃんは人間の4倍以上の早さで歳をとる為、1年に1回の健康診断だと人間に換算した場合、4年に1回の健康診断と同じペースとなります。その為、わんちゃん、猫ちゃんの健康診断は年2回受けることが理想的と言われています。
当院では健康診断の受診を推進しており、10月1日から10月31日までの期間で秋の健診キャンペーンを行っています。
下記の3種類の検査コースをご用意しております。
① ベーシックコース
② スペシャルコース
③ プレミアムコース
また10月7日(土)に健康診断についての飼い主様向けのインスタライブを企画しています。
内容は
・自宅で出来るグルーミング中の健康チェック
・症状からたどる病気のサイン
他にも質問コーナーを設けています。
参加費も無料ですのでお気軽にご参加ください。
これから冬が近づいてきてわんちゃん、猫ちゃんも人肌が恋しくなる季節になってきます。
ずっと健康で幸せに過ごせるように、健康診断での病気の早期発見が重要となります。
是非この機会に健康診断の受診を検討していただければ幸いです。
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