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2025.06.16

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【犬と猫の外耳炎】意外と多い耳のトラブルにご注意!

こんにちは!受付の佐藤です。

だんだん暑くなってきて、じめじめした日も増えてきました。
この時期は、わんちゃん・ねこちゃんの耳のトラブルが増えてくる季節です!

 

耳をかゆそうにしていたり、頭をぶんぶん振ったり、耳からにおいがする…なんてこと、ありませんか?
もしかすると外耳炎かもしれません!

軽い症状でも、放っておくと悪化してしまうこともあるので、早めのケアが大切です✨

 

 

 

🔍 外耳炎ってどんな病気?

外耳炎とは、耳の入り口(外耳)から鼓膜までの間に炎症が起きる病気です。
赤みや腫れ、かゆみ、耳垢の増加、においなどが主な症状で、放っておくと痛みや中耳炎へと進行してしまうこともあります。

 

 

 

🐶 犬の外耳炎の特徴

犬は外耳道がL字型で通気性が悪く、さらに垂れ耳の犬種(ゴールデンレトリバー、コッカースパニエルなど)は特に蒸れやすいため、外耳炎になりやすい傾向があります。
また、アレルギーや皮膚疾患が原因となることも。

 

主な原因:
・細菌や酵母(マラセチア)などの感染
・アレルギー(食物・環境)
・異物(草の種など)の混入
・耳掃除のしすぎorお手入れ不足

 

 

 

🐱 猫の外耳炎の特徴

猫では外耳炎は比較的少ないものの、ミミヒゼンダニ(耳ダニ)による感染が多く見られます。特に外に出る子猫は注意が必要です。

 

主な原因:
・耳ダニ感染
・細菌や真菌の感染
・アレルギーや皮膚病の一症状として

 

 

 

🧪 診断と治療

当院では、まず耳垢を顕微鏡で調べて原因を特定します。

 

原因に応じて治療を行います:
・点耳薬の処方(抗菌薬・抗真菌薬・抗炎症薬など)
・耳の洗浄
・アレルギーや皮膚疾患のコントロール
・耳ダニ駆除薬の使用

 

⚠️自己判断で薬を使用するのはNG!悪化する可能性があります。

 

 

 

🏠 ご家庭でできるケア
・定期的に耳の中をチェック(赤み・におい・耳垢の色)
・動物病院での耳掃除を定期的に行う(特に垂れ耳の犬種)
・耳を触るのを嫌がる、頭を振るなどの様子があればすぐ受診を!

 

 

🐾 最後に…

耳の病気は見落とされがちですが、わんちゃん・ねこちゃんにとってはとても不快で痛みを伴うこともあります。
「ちょっと耳が汚れてるかも…?」と思ったら、早めの受診をおすすめします!

 

⬆️こちらはお耳掃除後にみんなでお昼寝しているうちの子たちです♪

スッキリして気持ちよさそうに眠っています💕

 

ご不安なことがあれば、お気軽に当院までご相談ください😊

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