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2021.07.19

獣医師

おしっこの異常に注意!

こんにちは、獣医師の榎土です。

今年も既に半分が終わり、時の流れの速さに驚いております。

最近では病院の近くにコストコもでき、コロナウイルス関連のニュースが飛び交う中でも色んなことが変わってきているため、様々な方向にアンテナを張り、そういった変化に柔軟に対応できるようありたいです。

さて、今月の獣医師ブログでは動物たちの膀胱炎についてお話をさせて頂こうと思います。

普段何気なくしているおしっこでも、その中に血液が混ざっていたり、色が濃い様子、臭いがいつもより強く感じるなど、異常が認められることがあります。それこそ、おしっこはしっかりできているけど、やけにいつもよりもトイレに行く回数が増えたり、トイレに行くけどおしっこはほとんど出ていないなどの様子がみられることもあります。

このような様子が見られるようになると、膀胱炎が発症している可能性が考えられます。そもそも膀胱炎とは、言葉の通りおしっこを貯める膀胱に炎症が起きてしまう病気のことですが、わんちゃんと猫ちゃんでは、症状は同じでもそれぞれ主な原因は異なります。

まずわんちゃんについてですが、主な原因は細菌感染によるものが多いとされており、男の子よりも女の子の方が発生しやすいとされています。膀胱内で感染した細菌が増殖すると、尿のpHがアルカリ性に傾き、結石ができやすい環境を作り出してしまいます。逆に、もともと結石ないし、その成分が多く存在している状況であると、それが原因で膀胱炎となってしまうこともあります。

次に猫ちゃんですが、主な原因として環境変化などのストレスが多いとされており、特発性膀胱炎とも言われます。環境の変化とは例えば、飼い主様が変わられたことや、新しいわんちゃんや猫ちゃんを飼い始めた、またそれに伴いトイレの数が不足していることなどが挙げられます。

膀胱炎の治療に関しては、出血を伴っている場合は止血剤の使用や、細菌感染が関係している場合は抗生剤の使用、傷害を受けた膀胱粘膜の修復のためのサプリメントが使用されますが、普段から膀胱炎の予防に取り組むこともとても重要です。

予防策については、しっかりと水分を摂取することが挙げられます。飲水量が増加することで尿を作る働きが促進され、結果的に膀胱内に尿が貯留する時間が短くなることで、膀胱内を洗浄することができ、細菌などの原因となる物質を排出することができます。また、摂取する水分量を増加させる方法として、尿石予防用のフードの使用や、ドライフードではなく水分を含むウェットフードへの変更も検討できます。

気温が高くなる今時期、動物たちの飲水量も自然に増えているとは思われますが、その分おしっこもしっかりできているかも併せて注意してもらい、もし少しでも異変を感じるようであれば、是非病院へご相談ください。

 

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