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2021.06.27
獣医師
こんにちは。
獣医師の北原優です。
このブログを読んで下さっている方は既にお気付きだと思いますが、この度病院のホームページがリニューアルしました!
ホームページのトップページは初めての方でも分かりやすくなっており、当院の特徴がより詳しく書かれています。
特に「診療について」のページでは当院で特に力を入れている治療についてだったり、より細かい診療科について説明をさせていただいていますので、読んでいただくとこんな病気があるんだ! とか、もしかしたらウチの子当てはまるかも…なんて新たな発見が得られるかもしれません。
僕は猫診療のページを担当させてもらったので是非読んでいただけると幸いです。
今回はその延長で猫の健康診断についての話をします。
病気の治療するにはまず診断を行う事がとても大事です。
近年では病気の早期発見がとても大事とよく言われます。そのためには病気になってから病院に来るのではなく、健康診断のために病院を受診してもらうのをお勧めしています。
特に猫ちゃんは病気の症状を隠す事も多いので、病気が見つかった際には既に重症で…なんて事も健康診断を受けてもらうと防ぐことが出来るかもしれません。
ではどれぐらいの年齢の猫ちゃんが健診を受けるべきなのでしょうか?
アメリカの猫医療協会が発表しているライフステージガイドラインによると、全年齢の猫ちゃんで最低でも半年に1回の身体検査及び問診が必要と書かれています。もちろん個々の猫ちゃんの病歴や症状に応じて追加の検査が必要になります。
これは言い換えると、病院に来てもらって体重や体温を測ったり、生活の様子を聞かせてもらうだけでも病気が見つかる可能性があるということです。
必ずしも猫ちゃんが嫌がる事の多い血液検査や超音波検査をしなくても良いので、健康診断だけでも来て頂けると何か気付ける事があるかもしれません。また病院が苦手な子に対しては、来院時のストレスを軽減するお薬を先に処方して飲んでから来てもらう事もできますので、気軽に病院にお問い合わせして頂けたらと思います。
私ごとにはなりますが、先日catvocateという日本猫医学会が定めるプログラムを受講を終えましたので、猫の専任従事者の認定をいただけました!
これからもより多くの猫ちゃんが幸せに生活を送れるように頑張りますので、猫の事で困ったことがありましたら是非聞いてください!
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