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2022.12.13
動物看護師
みなさん、こんにちは。
寒さも本格的になってきたこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
「猫はこたつで丸くなる♪」という歌詞がぴったりな季節になりましたね。
今回の看護師ブログは、わんちゃんの話題を菊川、ねこちゃんを福岡が担当させていただきます。
この寒い季節、わんちゃんねこちゃんがなりやすい疾患といえば…「泌尿器疾患」です。
そんな泌尿器疾患の予防が今回のテーマです。
まずはわんちゃんの「尿路結石症」について、菊川がご紹介します。
◯尿路結石症
尿路結石症とは、尿道に結石ができてしまう病気です。
では、なぜ結石ができてしまうのでしょうか?
主な原因として
①食べ物によるミネラル成分の取りすぎ
②飲水量の減少
のふたつです。
①食べ物によるミネラル成分の取りすぎ
食事などでミネラル成分を摂取しすぎてしまうと結石ができやすくなります。
特に青魚やほうれん草などマグネシウムが含まれた食物には注意が必要です。
②飲水量の減少
冬はお水を飲む量が減り、尿の濃度が濃くなることで結晶化が起こりやすくなります。
それでは、尿路結石を予防するにはどうすればいいでしょうか?
1番大切なことは【食事管理】です!
〇尿路結石症を予防するごはんに変えてみる
当院では
このようなごはんを取り扱っております。
どれが自分の子に合ってるのか、獣医師にお気軽にご相談ください。
☆ウェットフードをあげてみる☆
ウェットフードは80%も水分が含まれています!消化も良くてお手軽です。
☆ごはんの量を調節する☆
ぽっちゃりさんは運動量も減りがちで飲水量が少なくなることが多いので注意です。
このように、食事管理で予防をすることができるので参考にしてみてください♪
では続いて、ねこちゃんの「特発性膀胱炎」について福岡からお伝えします!
元々飲水量が少ないねこちゃんはわんちゃんよりもおしっこのトラブルが起きやすいと言われています。
「特発性膀胱炎」は猫特有にみられる膀胱炎で
・ストレス
・元々水をあまり飲まない猫ちゃんの体質
などが原因の1つともいわれていますが、原因ははっきりとわかっていません。
予防のために、こんな症状はないかよくチェックしてあげてください!
・1回のおしっこの量が少ない
・頻繁にトイレに行く
・おしっこする時に痛がる
・陰部を舐めたり、気にする素振りがある
・血尿
・いつもと違うところでおしっこしちゃう(粗相)
いつもと違う?そう思った時は検査をしてみましょう。
ちなみに検査をするときは、できるだけねこちゃんのおしっこをご持参いただいておりますので、採取の方法をご紹介します。
【採取の方法】
・猫ちゃんがしゃがんだところに後ろから紙皿などを差し入れる
・吸水性のない砂を使った二層式のシステムトイレで吸水シートを外す、シートを裏返して溜まったおしっこを採る
などがあります。
(病院でおしっこを採取することも可能です。採取できなかった場合でもそのまま検査にお越しください)
では、おうちでできる膀胱炎の予防対策をご紹介します!
◯飲水量を増やす
・お水を置く場所を増やす
・ウェットフードを使う
・温度や水質、お皿を変えてみる
・給水器を使う
・味付けしてないチキンスープなどで風味を加える
◯ストレスを減らす
・トイレ環境を整える
→トイレに関しては獣医師ブログで詳しくご説明しております。ぜひ参考にしてください!
・身を隠す場所をつくる
・頻繁な食事の変更は避ける
◯その他の対策
ストレスを緩和させる成分の入ったごはんもあるので紹介させていただきます♪
・ユリナリーS/O+CLT
こちらは高齢の猫ちゃん向けのごはんもあります。
・c/dマルチケアコンフォート
・c/dマルチケアコンフォートメタボリックス
こちらはぽっちゃり気味な猫ちゃんにもおすすめです。
猫ちゃんのおしっこの異常をいち早く気づくために、「尿中ヘモグロビンチェッカー」もご用意しています!
お家の猫ちゃんのトイレにまいておくだけで、赤血球の成分である「ヘモグロビン」が入ってるか知ることができる商品です。
現在、当院では「おひとつ購入でもうひとつプレゼント」キャンペーンを来年1月31日まで実施しております!ぜひこの機会にご利用ください。
今回は寒い冬も安心して過ごしていただくよう、皆さまに泌尿器疾患の予防などについてご紹介致しました。
ご心配なことがありましたら年末年始を含め、365日24時間対応している当院にお気軽にご相談ください。
寒さにも負けない、当院スタッフが皆さまのペットの健康をサポート致します!
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