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2022.07.13

動物看護師

お家で健康を守ろう!~我が家の獣医さん!?~

こんにちは!

 

7月にはいり暑い日が続きますね。

暑さに負けず!と言いたいところですが、危険な暑さの日は自宅で過ごした方がいいかもしれません。

ワンちゃん達も、暑くてお散歩に行きたがらないことも…そんなときはお家でできるケア!

ケアと言っても、何から始めれば…?大丈夫です!今回中村と手島がお伝えさせていただきます。

内容は

・歯磨き

・耳掃除

の二本立てでお話していきます。

 

まずは中村より歯磨きについてお伝えします。

そういえばわんちゃんねこちゃんって、

毎日歯磨きしなくても虫歯にならないのかな…?

はい。なりません。

虫歯にならない理由としては、わたしたち人間より、pHが高くアルカリ性であるため(ヒトは弱酸性から中性)

虫歯を引き起こす細菌が増殖しないためだと言われています。

 

が、しかし!

歯磨きは必要です。

なぜかというと

歯周病になりやすいから。

歯についた歯垢は、大体3日程度で歯石になると言われています。

歯石になる前に、歯磨きして落としてしまえばいいんです!

でも、、小さい頃からブラッシングの習慣があれば難しくはありませんが、中々素直に磨かせてはくれないものですよね。

 

ではどのようにして慣れさせていけば良いのかというと…

ブラッシングの基本

・ご褒美(お散歩や食事)の直前に行う。

・出来るところから少しずつ行う

・出来たら必ず必要以上に褒める

・嫌がった場合は怒らず中止する。ご機嫌が戻ったら再挑戦してみる。

そして具体的に、ステップ別で分けてみました↓

 

ステップ1

口を触るところから始めましょう。

慣れていない子は触られるだけで嫌がってしまいます。

少しずつ触って褒めることの繰り返しになります。

ステップ2

口を触ることに慣れてきたら歯に触ってみましょう。

指に好物の味をつけて歯に触り、褒めてあげましょう。

ステップ3

歯ブラシに慣らしていきましょう。

いきなり歯ブラシから始めるのではなく、ガーゼに歯磨きペーストや好物の味を付けて磨き、慣れてきたら歯ブラシを使用するのがおすすめです。

 

ステップ4

切歯や犬歯からブラッシングを行なっていき、徐々に全体を磨いていきましょう。

 

いかがでしたでしょうか…?

ぜひ明日から、いえ今日から、ステップ1からで良いのでチャレンジしてみてください!

 

歯科疾患の発生率はかなり高く、3歳以上の犬猫の約8割に歯周病が見られます。

問題は口臭がするということだけでなく、歯垢内の細菌は口の中から全身に行き渡り、心臓病、腎臓病を引き起こすことが知られています。よりよく生活するためには歯周病のコントロールが必要となってきます。

つまり、寿命を伸ばすことができるかもしれないのです。

当院の看板犬のあんこちゃん、看板猫のウリ坊、わたげちゃんも上手に出来ました!!

 

そして、定期健診を行うことも大切です。

日々のブラッシング取れないような歯垢や歯石があれば病院まで相談にお越しください。

 

健診といえば当院では7月1日~8月31日にかけてお口ピカピカキャンペーンと銘打ったキャンペーンを行なっております。

参加特典もございますので是非この機会にペットのお口の状態をチェックしてみるのも良いかもしれません。

 

 

お次は耳掃除について手島よりお伝えします!

みなさんはわんちゃんたちに耳掃除をしたことがありますか?

・してみたいけど、どうやってやったらいいかわからない…

・怒って触らせてくれない…

・まず耳掃除って必要なの?

などなど今日は3つにまとめて皆様の疑問にお応えしていこうと思います!

 

Q1.『耳掃除って必要なの?』

A.健康な子であれば頻繁に行う必要はありませんが、耳の状態をチェックするという意味では必要です!

一般的に健康なわんちゃんねこちゃんであれば耳掃除は月に【1〜2回】で良いと言われています。

しかし、体質的に耳垢が溜まりやすい、垂れ耳で耳の通気性が良くないなどはその子その子にあった頻度でやってあげる必要があります!

『黒い耳垢が出ている時』や『耳から変な匂いがする時』、『耳をすごく掻いている時』などは【寄生虫】や【菌】が関係していることもあるので一度来院してください!

Q2.『何を使ってどうやってやればいいの?』

A.コットンや耳用のシートを使って優しく拭き取ってあげてください🙇‍♀️

実はわんちゃんねこちゃんたちの耳は人間とは違い、中が「L字型」をしているんです!

そのため綿棒などで奥を擦ろうとすると汚れを逆に押し込んでしまう場合があります⚠️

ですので、お家では目に見える範囲をコットンで優しく拭き取るだけで大丈夫です🙆‍♀️

また、綿棒やコットンで強く擦りすぎてしまうことで逆に外耳炎を引き起こしてしまうことがあるので必ず『優しく』やってあげてください😊

Q3.『怒ってやらせてくれないんです…』

A.歯のケアと同じく順を追って慣らしていきましょう!

耳👂も歯🦷や足先🐾を同じく触られたくない子が多いです…。

方法は歯🦷のケアの時と同じく、【少し触る→ご褒美】を繰り返していきます。

最初は頭、耳の表面、耳の裏面、耳の穴の中と段々と触っていくことで慣れてくれます。

怒って噛みついてこようとするわんちゃんねこちゃんもいるのでそう言った場合は皆様の⚠️安全第一⚠️なので、無理せず病院にご来院ください。

 

ここまで、おうちでできるケアを2つ

ご紹介させていただきました。

ケアを続けることは、我が子の健康を守ること、寿命を伸ばすことに繋がってきます。ご自宅での獣医さんは飼い主様方ですね!

すてきなライフ生活が送れるよう、わたしたち動物病院スタッフも全力でフォローさせていただきます!

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