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2023.10.03
獣医師
こんにちは!😊
獣医師の吉田と申します!
まだまだ蒸し暑く眠れない日が続くなーっと思ったら急に夜は冷えるようになりましたね🥵
こんな急激な気温の変化は体調が悪くなりやすいので、
人だけでなく、わんちゃん猫ちゃんも注意が必要ですね💦
突然ですが、
みなさんのお家のわんちゃん猫ちゃんに
このような様子はないですか??🐶😸
・最近、なんだか元気がないな〜
・最近、昔に比べて太りやすくなったな〜
・なんだか前よりも水飲む量が増えてきたかも。。
これらの症状、夏バテだったと思っていなかったですか??
動物たちもシニア期(7歳以上)になると、
ホルモンの病気(甲状腺、副腎)や腎臓病が多くなります。
これらは動物たちがサインを出してくれることもありますが、
私たちが気付けず、だいぶ時間経ってから出てくることもあります。。
では、各病気のサインとはなんでしょうか?
以下にまとめましたので参考にしてください!
【甲状腺機能亢進症😸】
・高齢猫に多い
・痩せる
・攻撃的になる
・皮膚が薄くなる
甲状腺ホルモンが多いと、
肝臓(肝酵素上昇)、
消化器(多食、下痢、嘔吐)、
泌尿器(高血圧、多飲多尿)、
循環器(頻脈、心筋肥大、心不全)
などの病態を引き起こしてしまいます。
ですので早期治療を行い、これらの合併症の管理が大事となります。
【甲状腺機能低下症🐶】
・体重増加
・しっぽの先の毛が抜ける
・動きたくなるなる
・元気がなくなる
・寒さに弱くなる
甲状腺ホルモンが少ないと、
上記のような犬の健康に影響を与える可能性があるため、
病状が進行する前に早期の診断と治療が重要です。
血液検査で診断可能であり、治療は内服薬(甲状腺ホルモン補充療法)を用いることが一般的です。
【副腎皮質機能亢進症🐶】
・水飲む量やおしっこの量が増える(多飲多尿)‼️
・お腹が張ってくる
・痒みのないのに毛が抜ける
・左右対称の脱毛
・皮膚が薄くなる
別名クッシング症候群とも言われます。
特に一番上の症状(多飲多尿)があったら注意が必要です。
副腎から出るホルモンの数値を測定する検査して、
数値が高ければ、内服薬を用いて治療します。
治療しないと、糖尿病など他の病気を引き起こしてしまう危険性もあります。
【腎臓病(腎不全)🐶😸】
・おしっこの量が増える
・水飲む量が増える
・尿路結石がある
・急に体重が減った
・吐き戻しが増えた
血液検査では、腎数値(Cre、BUN)を見ますが、これが異常でる頃にはすでに70%異常の機能が失われた状態です。
今は、SDMA、シスタチンCといった項目のようにそれ以前から異常値が判断できるものもあるので、
より早期発見・治療ができるようになりました!
血液検査だけでなく、尿検査、画像診断と組み合わせて診断します!
また、合併症として、
高血圧、貧血、口内炎、胃潰瘍、便秘
があります。
この中でも、高血圧は網膜剥離、心不全など
他の臓器にも影響を及ぼしてしまうことがあるので要注意です。
特にワンちゃんは、腎臓病と診断されてからの悪化が早いので、早期発見早期治療が大事です。
ですので、【定期的な健康診断】が大事となります!
そこで!
おすすめなのが、『秋の健康診断』です!
🍁今年も10月1日から31日まで、毎年恒例の秋の健康診断キャンペーンが始まります🍁!🍁
ワンちゃん・ネコちゃんの1年は、
人間にとっての4〜5年に当たるため、
半年に1回の検診を推奨しています。
特に今回の秋の健康診断キャンペーンでは、
甲状腺や腎臓、心臓などに関しても検査できるので、
体調が心配な方はもちろん、
まだまだ元気に見える子たちも、
是非この機会にチェックしてあげてください!
(わんちゃん、猫ちゃんからの小さなメッセージを受け取ってあげてください💌)
獣医師と一緒に、無理なくできる範囲で、
早期発見・早期治療や予防を二人三脚でしていきましょう!
中には、フードを変えることで予防できる病気もたくさんありますからね!
※健康診断を受けた子は適したフードがもらえます!✨
わんちゃんねこちゃんが、健康に楽しく長生きしてもらえるように全力でサポートさせていただきますので、
些細なことでもぜひご相談くださいね♪😄
そして我々(人間)も、体調に気をつけてこの季節の変わり目を乗り越えましょう!
最後に、実家の犬(くーちゃん)のワンシーンもお届けします🐶
暑いから冷たいシートの上にいますね😂
年中無休・夜間対応