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2024.07.07

動物看護師

アウトドアで気をつけること

こんにちは。

動物看護師の中村です。

地球温暖化の影響で1年を通してだんだんと平均気温が高くなってきています。☀️

環境省の調査によるとここ100年の間に世界的な平均温度は0.74℃の上昇が記録されているということでした。

今年も暑い夏ですが、季節がらキャンプなどアウトドアに行く機会が増える時期と思います。

今回はアウトドアで気をつけることについてお話ししていきます。

 

 

1.夏バテしないように外出の際は涼しい時間を選びましょう

アスファルトは熱を持ちやすく、この時期の日中の時間帯ではなんと50〜60℃もの温度となってしまう為、肉球を火傷してしまう危険性があります。また地面との距離が近い為、アスファルトからの照り返しの影響を強く受けます。

照り返しによって人が感じる温度よりもわんちゃん達が感じる温度は数十度ほど変わってくると言われています。

なので日の出てない時間帯(朝や夜など)を選んで外出をすることで夏バテのリスクを最小限にすることが出来ます。

また外出の際は首に保冷剤などを入れておくと安心です。日の当たらない場所にひんやりマットを設置して休憩できる場所を作ってあげることも大切です。

暑い時間帯に出歩く場合は必ず給水用のペットボトルを持ち歩くようにしましょう。

こちらの犬のお散歩予報からお散歩や外出に適したタイミングを知ることが出来ますので是非ご活用ください。😊

https://s.n-kishou.co.jp/w/sp/road/roadtemp_top.html

 

 

2.ノミ・マダニなどに注意⚠️

アウトドアではノミやマダニなどの寄生虫に気をつける必要があります。

特にワンちゃんに多いですが、草むらに顔を突っ込んだりするのでマダニが顔やお腹に付着することがあります。

マダニは皮膚の奥まで牙をたてて食い込ませるため、多少の力では引き剥がすことができず、無理やり取ろうとすると胴体だけが千切れて頭部が体内に残ったままになってしまい、化膿やウィルス感染を引き起こす原因となります。

もしマダニを見つけた場合は無理をせず病院まで連れていくようにしてください。

またノミも知らないうちに毛の中に入り込んでしまっていることがあります。

お家に帰った後はしっかりとシャンプーで体を洗ってあげることで取り除くことができます。

こういった寄生虫の被害に遭わないためにも普段から予防薬を飲んで対策をしておくことも大切です。

 

 

3.拾い食いに注意⚠️

アウトドアは普段と違った環境に身を置くことになるため、誤食の危険性が高まります。

例えばキャンプであればバーベキューで使用する串やトオウモロコシの芯など普段馴染みのないものが多くあり、これらを飲み込んでしまうと大変危険です。胃の中に残っていれば吐かせたり、内視鏡で取り除いたりすることはできますが、腸まで移動してしまうと開腹手術が必要となってしまいます。

 

アウトドアでは誤食の危険性があることを踏まえてワンちゃんの届く範囲にはゴミを置いたりしないことが大切となります。

 

愛犬と一緒に泊まれるキャンプ場なども増えてきています。

たくさんの人が出入りするので気をつけなければならないことはたくさんありますが、事前に対策をしておくことで防げることもあります。

しっかりと対策をして快適なアウトドアライフをお過ごしください。

 

最近は運動不足なので今年の夏は久々にロードバイクを出して近所を走ってみようと思います。🚴

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