もりやまTOPICS

TOPICS

  • HOME
  • もりやまTOPICS

2021.11.13

獣医師

乾燥に要注意!!〜保湿の重要性〜

こんにちは!
獣医師の吉田です。

 

早いもので気がつけばもう11月ですね~🍁
2021年もあと少し。。あっという間です。
毎年時間の過ぎるペースが早まっているように感じますね。
先月までは暑かったのに、急に冬がやってきました。
秋はどこに行ったのでしょうか?

 

急な温度変化ですが、皆さま体調の方はいかがでしょうか?
私たち人間も季節の変わり目は風邪をひきやすいと言いますが、わんちゃん・ねこちゃんも同じで、【お腹にきやすい(お腹壊しやすい)】と言われてます。
これ、大事ですのでしっかり覚えましょうね。✍️

 

さて、だんだんと気温が下がっていき冬はもうすぐそこに来てます。
この季節に、気をつけていただきたいものが、【乾燥】です。
コロナ禍でアルコールを使うことが多い昨今、手肌の乾燥に困りますよね。
女性の方はもちろん、男性の方も顔や手足の乾燥に敏感な方多いと思います。僕も毎年冬場は顔や手、踵が乾燥してひび割れするので保湿剤使ってます。笑

 

わんちゃんたちも人間よりも毛で覆われているので、あまり乾燥しなさそうに思えますが、実は、人間の赤ちゃん(新生児)よりも皮膚が薄く、体の外からの刺激に、より敏感なのです。そのため、正しいケアが必要です。🐶

 

乾燥肌に見られる特徴を挙げると、
○被毛のパサつき・乾燥
○皮膚のカサつき
○フケが出る
○毛艶が悪くなる
など。。。あります。

 

こうして乾燥肌が進行していくと、
外からの刺激によって痒みが出てきます。
その痒みが悪化すると、そこを舐めたり、噛んだり、掻きこわしたりしてさまざまな皮膚トラブルを引き起こします。

 

また、皮膚だけではなく、被毛にも悪影響が及び、脱毛や切れ毛、毛玉といった問題が起こります。

 

特に皮膚が露出していたり、薄かったり、柔らかい部分の【顔まわり、首元、お腹、肉球、手足の付け根】などは、乾燥肌になりやすいと言われています。

 

では、このような乾燥による皮膚トラブルはどのように防げば良いのでしょうか?

 

それは、
①保湿する
・乾燥を防ぐために低刺激のシャンプー(界面活性剤がアミノ酸系のシャンプーなど)や、
ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンが入っているシャンプーを使用する

・保湿剤を使う
例)セラミド、尿素クリーム、スクワランなど

 

②栄養管理
・バランスの良いご飯を与える
例)皮膚を作る良質なタンパク質の入ってるフード

 

③環境管理
・部屋の湿度を50~60%になるようにする

 

以上、①~③が大事な予防対策となります!✨
私たちだけではなく、一緒に暮らすペットたちも冬場は乾燥が敵になりますので、日々スキンシップをとるときに身体中を触ったり、見たりしてくださいね!

 

※乾燥肌で生じるフケや痒みは、実は脂漏症やアトピー性皮膚炎、膿皮症でも見られるため、変わったことがあればすぐに私たち獣医師にお気軽にご相談くださいね♪😄

 

 

まだ雪の季節には早いですが、下の写真の子は私の実家のチワワ(くーちゃん)で、今から9年前の大雪が降ったときにかまくらを作って一緒に遊んだ時の写真です。(当時まだ0歳!若い!!)
年に1〜2回しか会えていないので、コロナがおさまり、流行り病を気にせずに頻繁に会いに帰りたいです🥺

 

 

Copyright©もりやま犬と猫の病院 All rights reserved.