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2021.10.31
受付
こんにちは!
受付の松村です。
10月後半からいきなり寒くなりましたね…
近頃、春と秋を楽しめる時期が短くなって少しさみしく感じております。
さて、気温が下がるとどうぶつ達の動きにも変化が表れます。
今回はネコちゃんの動きに注目してみました!
気温が下がるとネコちゃんは寒さに備えて行動を変化させます。
とにかく温まりたい!という行動が多く見られます。
◆睡眠時間が長くなる◆
ネコちゃんは冬になると消費カロリーを抑えようと行動量を減らし、睡眠時間を増やします。
また、代謝エネルギーを使って体を温めるため、そのエネルギーを確保するために行動が『省エネモード』に。
このほか、体を丸めて保温するなど、寝姿がチェンジすることもあります。
◇ポイント◇
→なんで冬になると、丸まって寝るの?
ネコちゃんの1日の睡眠時間は、成猫で約14時間、子猫やシニア猫では約20時間といわれています。
冬にこれだけの時間寝ると、体表面から熱が奪われて体が冷えてしまいます。
冷えを防ぐために、冷たい空気に触れる面積を減らそうと丸まって寝るのです。ちなみに、夏はおヘソを出して熱を放出しています。
ネコちゃんが丸まって寝ることを、ネコ好きの方達は『アンモニャイト』なんて呼んでいますよね。
アンモニャイトになることにより、自分の吐く息で身体を温めているのです!
人が布団に顔ごともぐるときと同じ感覚なんですね。
夏の『ヘソ天』
冬の『アンモニャイト』
◆食事量が増えて飲水量が減る◆
秋から冬にかけて、猫の食欲が増すことがあります。
脂肪を蓄えて、それを燃焼するエネルギーで体を温めようとするのです。
その一方で、飲水量は減ります。夏のように激しい呼吸で水分を蒸発しにくいため、夏と同じ量を必要としないからです。
◇ポイント◇
→寒くなると猫下部尿路疾患(FLUTD)を発症しやすくなります。
寒さで飲水量が減ることにより尿が濃縮され、その濃縮されたオシッコが膀胱内に長時間溜まると結石や結晶尿、感染の原因になります。
FLUTDは飲水量の低下だけが発症の原因ではありませんが、
・水飲み場を増やす
・常に新鮮な水を用意
・お水のお皿を変える
・循環式給水器を置いてみる
などの工夫をし、飲水量を増やしてあげることがFLUTDの予防につながりますので、ネコちゃんの飲水環境を見直してみることをおすすめします!
◆日なたぼっこの時間が長くなる◆
体を温める効果もある「日光浴」ですが、骨を丈夫にするビタミンDをつくるとても大切な行動でもあります。
そのため、猫は日照時間が短い冬でも、なるべく日光を吸収しようと長く日光浴
をします。
◇ポイント◇
→寒がりなネコちゃんのため、またビタミンDをしっかり作ってもらうためにも、お部屋に日当たりの良い場所を確保してあげましょう。
◆人間などの生き物にくっつく◆
猫は寒さを感じると、人や同居猫とくっつきがちになります。
これは、まさに『暖を取る』ため。
また、冬は暖かさを求めるあまり、いつもは近付かない同居猫とも距離を縮めることもあります。
暖を取るのが目的とは言え、大好きなネコちゃんがピッタリくっついてきてくれるのは幸せですよね♪
私事ですが、先日コロナワクチン接種の副反応で高熱が出てうなされていたのですが、我が家の〈べこ〉が熱の高い私を湯たんぽだと勘違いした1日中べったりくっついていてくれました。
高熱は辛かったのですが、べこの行動に癒やされ辛い気持ちが半減しました。
どんな時でも、私達に癒やしを与えてくれるどうぶつ達に健やかな生活を送ってもらえるよう、季節に合わせたベストな環境を提供していきたいですね★
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