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2024.01.14

動物看護師

年齢とともに変化するわんちゃんねこちゃんの性格

🐲🐉新年あけましておめでとうございます🎍🌅

2023年もありがとうございました。

当院は2024年も、皆様とわんちゃんねこちゃんを全力でサポートしていきます!

本年もどうぞよろしくお願いいたします🐶🐱

 

さて、今月のお話のテーマは

「年齢とともに変化するわんちゃんねこちゃんの性格」について、看護師の福岡、近藤がお送りします。

皆さんのお家のわんちゃんねこちゃんに、

「だんだん落ち着いてきたなぁ。」とか、

「頑固になってきたかも…。」など、性格が変わってきたと感じる事はありますでしょうか?

🐕ではまず初めに、わんちゃんの性格について福岡がお話させていただきます。🐶

わんちゃんはしつけと子犬の社会化期の生活環境などが、性格に大きく関わってきます。

感受性が強く、好奇心も旺盛な子犬の時期に、外界のあらゆるものから刺激を受けることで犬同士のコミュニケーションを学んでいく大切な時期です。

社会化期が十分でないと、極端に攻撃的な性格になったり、逆に臆病な性格になることがあります。

 

また、生活環境という点で、室内飼いと屋外飼いでも性格に違いが生まれます。

お家の中で飼われているわんちゃんは外からの刺激が少なく、常にオーナー様に見守られていることが多いため、内向的で臆病になりやすいといわれています。

反対にお外で飼われているわんちゃんは、通行人や自動車など普段から色々なものを見て育つため、物怖じしない犬が多いです。

 

人間と同じように、成長していくにつれて、これまでの経験からわんちゃんの性格も変化していきます。

例えば、好き嫌いがはっきりしてきて、嫌なことに対して感情を強く出してわがままを言うようになったり、食事の好みも変わっていきます。

また、経験が豊かになることで大らかになり、こだわりが少なくなる場合もあります。

🐈続いて、猫ちゃんの性格の変化について、近藤がお話させていただきます。🐱

まず母猫が行う子猫への毛づくろいですが、理由として子猫の健康維持のためと言われる事があります。

また、母猫と子猫が触れ合う事でオキシトシンと呼ばれるホルモン(幸せホルモンとも呼ばれます)が出ます。

その効果で子猫が安心して穏やかな性格になると言われており、重要な習慣なのです。

子猫の性格は社会化期で決まってくるようです。

個体差があり、甘えん坊、おっとり、おくびょうなど様々です。

子猫のうちは、いろんな事に興味を持ちじっとしていたと思うと遊んだり、なかなか落ち着きません。

遊んでいる内におもちゃなどを誤食してしまう子もいるので気を付けて下さい。

 

大人になると発情期で性格が変わったりします。

雌猫は飼い主さんに甘えてきたり大きな声で鳴いたりします。

雄猫は雌猫の発情に反応して落ち着きがなくなったり興奮して攻撃的になったりします。

家庭で飼われるうえで困った行動をとる猫もいるので早めの避妊、去勢手術をおすすめします。

高齢の猫になるとのんびりな性格になったり頑固な性格になったりする子もいたり老化の一つとも言われていますが、中には高齢の猫がなりやすい病気の可能性もあります。

甲状腺機能亢進症という病気は、怒りっぽくなったり急に活動的になったりと性格の変化が見られる症状があります。

この病気は血液検査で発見することができます。

 

 

🐕🐈最後に簡単にまとめをお話しします。🐶🐱

性格が変わる要因は、

加齢、人との距離、家族が増えたり引っ越しなどの環境の変化、病気など様々です。

社会化期にたくさんの人やわんちゃんねこちゃんと関わるかによっても性格は変わってきます。

社会化期は、子犬では約3週~14週間、子猫では約2週~7週間と言われています。

まだ子犬子猫を迎えたばかりという方は、今のうちにたくさん触れ合ってあげることが大切になってきます。

若いうちは体力もあり、元気もたくさんありますが、高齢になっていくにつれて体力が落ちて寝てることが増えたりするために性格が落ち着いてくる傾向があります。

また、シニア期に入ると病気にかかりやすくもなるので、定期的な健康チェックもお勧めです。

当院ではバースデー健診や秋の健診キャンペーンなどがありますので、定期的な検査をおすすめします。

日頃の様子をよく観察して日記につけるなども、すぐに変化に気づけるため良い方法です。

お家の子に急にいつもと違う変化が見られた場合は、病気などによる不調が原因の可能性が考えられます。

少しでも気になる変化が見られたらいつでもご相談ください!

それでは、今年も飼い主様わんちゃんねこちゃんが健康でありますように、もりやま犬と猫の病院スタッフ一同、心より願っております。

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