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2023.11.09

動物看護師

本格的に冬が来る前に知っておきたいわんちゃん猫ちゃんのこと

こんにちは!

動物看護師の山本です!

最近どんどん気温も下がり、寒くなってきていますね⛄️

皆様体調はお変わりなくお過ごしでしょうか。

 

今回は、

「本格的に冬が来る前に知っておきたいわんちゃん猫ちゃんのこと!」についてお話ししたいと思います。

 

【🐶寒さに強いわんちゃんの特徴🍃】

わんちゃんは人間よりも体温が高く、寒さに強いですが、犬種や年齢によって寒さに弱いわんちゃんもいるので注意が必要です!

 

◎犬種

・原産国が寒冷な地域や雪国で生まれた犬⛄️

⋯寒い地域で生まれたわんちゃんは暑さには弱いですが、寒さには強い傾向があります。

→シベリアンハスキー、サモエド

・大型犬🦮

⋯小型犬に比べ、体の体積よりも表面積のほうが小さく体温が下がりにくくなっています。

→ゴールデンレトリーバー、バーニーズマウンテンドッグ

毛がダブルコートの犬🐕

⋯ダブルコートのわんちゃんの毛穴からは2種類の毛が生えます。

①アンダーコート:体温を保つ、柔らかい毛質

②オーバーコート:皮膚を守る、硬い毛質

このアンダーコートを持つわんちゃんは体温を維持することができるので寒さに強くなります。

→柴犬、ラブラドールレトリーバー

☆小型犬やオーバーコートしか持たないトイプードル、パグ、アンダーコートは持っているが量が少なく温暖な地域で生まれたチワワなどは寒さにとっても弱いです!!

また、服を着ているわんちゃんをよく見かけますね!👕

わんちゃんには被毛があるので、人間のように洋服を着させなくても大丈夫です。

しかし、チャイニーズクレステッドドッグのような毛がないわんちゃんや毛はあるけど毛量が少ないわんちゃんは服を着ることが寒さ対策にも繋がります😌

 

◎年齢

同じ犬種でも子犬や老犬は体温調節機能が未発達であったり、衰えてしまっているため寒さ対策が必要です🐾🍂

◎わんちゃんの寒い時のサイン

・丸まって寝ている

・ブルブル震えている

・お散歩に行こうとしない

→ブランケットをベッドに入れたり、お部屋の暖房をつけて寒さ対策をしましょう。

 

 

【猫ちゃんの寒い時の過ごし方🐈】

猫ちゃんは、わんちゃんに比べて寒がりなイメージが強いですが、長毛種や短毛種などその子によって、寒がり度は大きく異なります‼︎

 

◎猫ちゃんの 寒い時のサイン

1 お腹を丸めて眠っている

2 毛布にくるまったり、飼い主さんに寄り添うことが増えた

3 怒っていないのに、毛が逆立っている

 

◎猫ちゃんにピッタリな寒さ対策

1 ペット用のヒーターや湯たんぽ

2 保温性の高い冬用のベッド

3 ブラッシング

→ブラッシングをすることによって血行促進を促すだけでなく、夏の被毛から冬の密な被毛にしっかり換毛することができます‼︎ブラッシングは2・3日に1回でも十分な効果を得られます✨

 

◎寒い環境でずっと過ごすとどうなるの??

1 風邪をひいてしまう

→抵抗力が低いまたはワクチンを接種していない子猫やシニアの猫は特に注意が必要です。黄緑っぽい鼻水や目やに・頻回のくしゃみ・涎が出てしまう症状を起こします。

2 泌尿器系の病気になりやすくなる

→寒さを感じると、寝ていることが多くなりお水を飲む機会が減ります。おしっこをする回数も減ってしまう為膀胱炎をはじめとした泌尿器疾患が増えてしまいます😔

寒さ対策をしつつ、自動給水機を使用したり、新鮮な水を常に用意するなど猫ちゃんがお水を飲みたいと感じる工夫も併せるとより予防につながります✊

 

 

【暖房器具の注意点🕯️】

これまで、寒さ対策をしましょう!とお話ししてきましたが、その寒さ対策にも気をつけなければならないことがあります。

特にお家で使用することが多い3つの暖房器具の注意点についてお話します。

1.こたつ

→ついつい長時間使用してしまいますが、脱水症状や低温火傷に注意しなければなりません。

また、コードを噛むことで起こりえる感電にも注意が必要です⚠️

2.ストーブ・ヒーター

→近づきすぎであったり、長時間あたると火傷の恐れや被毛がいつの間にか焦げているということがあります🙀

ヒト用では高温になりすぎる為ペット用のものをおすすめします!

ストーブの場合は一酸化炭素中毒にも気をつけないといけません。人間よりも少量で引き起こすことがあるため定期的な換気を行いましょう。

3.床暖房

最近では導入してるお家が多いのではないでしょうか。

直接体と当たってしまうと床暖房の熱で身体に熱がこもり、上手く体温調節ができず、熱中症や低体温症のリスクがあります。その為、ブランケットを敷いたりなどの工夫を行いましょう。

寒さ対策をしていても震えがあったり丸まっているという様子あれば、何か病気が隠れている可能性があります…😣

その場合にはお気軽にご相談ください。

寒さ対策をし、体調に気をつけながらわんちゃん猫ちゃんと一緒に素敵な冬を過ごせますように☺️

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