もりやまTOPICS

TOPICS

  • HOME
  • もりやまTOPICS

2024.04.14

動物看護師

狂犬病について

こんにちは。

看護師の中村です。

4月になり花々が咲く季節となりました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますので、お身体にはお気をつけください。

 

さて、今回は狂犬病についてお話をさせていただきます。

わんちゃんを飼っていらっしゃる方には聞き馴染みのある言葉だと思います。

 

・そもそも狂犬病とは?

狂犬病は、わんちゃんだけでなく人も含めた哺乳類全般に感染する人獣共通感染症です。

狂犬病ウィルスに感染した犬やそのほかの動物に噛まれたり引っ掻かれたりすることで引き起こされる病気になります。

犬に噛まれることで発症することがほとんどですが、犬の他にもアライグマやスカンクス、キツネ、コウモリなどの野生動物からも感染の危険性があります。

その為、感染を防ぐために狂犬病予防が必要になります。

 

 

・狂犬病ワクチン接種はなぜ必要?

狂犬病は発症してしまうと、ほぼ100%死亡してしまう大変恐ろしい病気です。

ただワクチン接種を行えば発症や蔓延を限りなく0に近づけることができます。

日本は狂犬病清浄国と言われ狂犬病の発生がほとんど確認されていない国となっています。それは狂犬病予防法という法律により厳しく管理されているからです。

愛犬のため、飼い主様のため、また周りの方のためにも年に1回の狂犬病注射はしっかりと打つようにしましょう。

 

 

・狂犬病ワクチン接種時の注意点

狂犬病ワクチンは不活化ワクチンと呼ばれ、病原性をなくした状態のワクチンであるためアレルギー反応は起こりにくいです。

ただし、必ずしも起こらないわけではないのでワクチンを接種した後は30分程度様子を見る必要があります。

 

30分以内のアレルギー反応として

・ふらつき

・嘔吐

・ぐったりする

などの重い症状が見られることがあります。

接種後は時間まで院内で待機されるか、わんちゃんから目を離さないように様子を見てあげてください。

また数時間以降には

・嘔吐、下痢

・顔の腫れ

・全身の痒み

などの症状が現れることがあります。

上記の症状が見られた場合は、ワクチンアレルギーの可能性がありますのですぐに病院までご連絡ください。

 

 

また混合ワクチンの接種の時期が近い場合は安全性の観点から1ヶ月程度は間隔を空けていただくことを推奨しています。

その為、ワクチン接種の計画は、旅行などのご予定を踏まえながら早めに考えたほうが良いでしょう。

 

 

来院の際には狂犬病予防注射の案内ハガキを忘れずにお持ちいただき受付へお渡しください。

皆さまのペットライフを快適にお過ごしいただくように、引き続きもりやま犬と猫の病院のスタッフ一同、精一杯サポートをさせていただきます。

狂犬病の注射以外でも、わんちゃん、ねこちゃんでご相談事がありましたら、お気軽に当院までお越しください。

ぜひ春のペットライフを満喫してくださいね!

Copyright©もりやま犬と猫の病院 All rights reserved.