TOPICS
2023.12.15
動物看護師
皆さんこんにちは😃
今月の看護師ブログは、森田、山崎が担当します☃️
皆さん今年もあと少しですね。この時期はイベントが多く皆さんお家でもお仕事でも忙しいと思います💦なので体調には気をつけてくださいね☺️
今回は膵炎について、山崎からお話します!
まず膵臓はどんな働きをしているのか・・・
膵臓は、消化酵素を含む膵液を分泌して、食べ物の消化を助ける働きをしています。
そして、
膵炎とは膵臓に炎症が起きる病気です。
何らかの原因で、自分自身の膵臓を傷つけてしまいます。
では膵炎になる原因は🧐?
ワンちゃんの場合は高脂肪の食事(例えばチキンなどの揚げ物)や肥満が原因になることがあります。
ネコちゃんの場合、詳しい原因は解明されていませんが、猫風邪の原因となるヘルペスウィルスやカリスウィルス、トキソプラズマなどの感染症が原因になると考えられています。
また、他の病気や外傷によって膵臓がダメージを受けて膵炎になってしまうことも。
ワンちゃんはお腹が痛い時などはヨガのお祈りのポーズをすることがあります。
遊んで〜のポーズと似ていますが、元気さを感じないときはお腹が痛いのかもしれません。
そんな時は病院にお越しください😌
症状に合わせて、内服薬の投薬や入院での輸液管理を行います。
近年膵炎の治療に関して新薬が登場しました。ブレンダZという注射薬です。
ブレンダZは炎症を引き起こす白血球の活動抑制をすることで、膵臓での炎症を和らげる効果があるとされています。
また高脂肪の食事は膵臓に負担をかけてしまう為、ご飯は消化しやすい低脂肪系のご飯をあげます。
代表的なものを挙げると
・ロイヤルカナン:消化器サポート低脂肪
・ヒルズ:i/d low fat
などがあります。
他にも以下の写真のように様々なご飯があり、嗜好性に合わせて給餌しています。
💉どんな検査をするのか・・・
⚫︎血液検査
体の全身状態が異常がないか確認します🔍⸒⸒
血球検査により脱水や貧血がないか調べます。
膵臓やその周りの臓器について調べたり、炎症が起きていないか確認をします。
膵炎を強く疑った場合には、膵特異的リパーゼを調べます。
当院では、院内で測定することが可能です。
⚫︎エコー、レントゲン🩻
膵臓や周りの臓器に異常がないか確認をします。
ここまで膵炎についてお話してきました。
膵炎の予防として、適切な食事と運動が大切になってきます。
偏食やオヤツ、トッピング、人間が食べる物
のあげ過ぎに注意しましょう!
これにはご家族全員の協力が必要ですので、みんなで予防をしていきましょう🌟
☆まとめ☆
では、以上のまとめを森田がお話します✨️
1.早期発見、早期治療が大切です。
⚫︎『盗み食いをしてから急に元気がない』
⚫︎『突然何度も吐いた』
⚫︎『お腹が痛そう』
⚫︎『何も食べない』
などの症状は、もしかしたら膵炎の合図かも。何かいつもと違うと感じた場合にはすぐ病院にご相談下さいね!
2.この時期は膵炎になりやすい食べ物が、多く出る時期です。
ワンちゃん・ネコちゃんは目に見えてなくても嗅覚が非常に優れているため、食べ物などはすぐ見つけてしまいます。
高い所に置いてもいつも以上の力を発揮してジャンプしたり、引き出しに入れておいても手などを上手く使って出してしまいます。
そして頭のいい子は上目遣い🙄でこちらを見て何か頂戴🥺と可愛い顔を見せてくる子もいると思いますがそんな時は心を鬼にしてあげないようにして下さい。(笑)
追伸.
我が家(森田)の愛犬達は、最近病院のホテル(スイートルーム)に泊まりました。
初めて2人一緒の部屋に泊まってケンカとかしないか心配でしたが、2人仲良くしてくれてたみたいで安心😮💨しました。
年中無休・夜間対応