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2022.02.14

TOMARIGI

足を挙げている…なぜ?

こんにちは!メディカルトリマーの大西です!

寒い日☃️が続いていますが体調はお変わりないでしょうか?
私は愛犬とのんびりすることが最近のお家時間の過ごし方です🎵

 

さて今回は、
〈わんちゃんが”足を挙げる”理由〉
についてお話ししていきたいと思います!
みなさんは愛犬がこちらを向いて前足をちょこんと挙げていたり、おしっこをする時に後ろ足を片方挙げているのを見たことがあるのではないでしょうか。
TOMARIGIでもお預かり中のわんちゃんが前足を片方上げてジッと待合室を見ていることがあります👀
また、ご利用頂いている方にはトイプードル、チワワ、ポメラニアンと言った小型犬を飼われている方が多いですが、
「たまに足を挙げることがある」
と相談を受けることがしばしばあります。

その行動にはどのような理由が隠されているのでしょうか…。
今回はその謎を解いていきましょう!🔎✨

 

わんちゃんが足を挙げるのには、主に以下のような理由が考えられます。

①好奇心
②緊張や不安
③痛み

ひとつずつ見ていきましょう!

①好奇心🐕
遠くや高いところを見ようとして首を伸ばしたときに片方の前足が挙がることがあります。
また、自分をかまってほしい時にも、前足を挙げることもあります。

②緊張や不安🐕
わんちゃんは緊張したり不安があると前足を挙げたままじっとすることがあります。
相手に敵意がないことを示すために前足を挙げる動作をするなんてこともあります。

これらの行動は“カーミングシグナル”といって、わんちゃん同士で無駄な争いを避けるため発達したボディーランゲージです。
「あくび」も代表的なカーミングシグナルの一つですね。
ちなみに”カーミング”は英語の「calm=落ち着く」に由来します。

③痛み🐕
すなわち何らかの病気による痛みによって足を地面に着けない状態です。痛い足をかばいながら歩くことを『跛行(はこう)』と言います。
もし、足を触った際にわんちゃんが怒ったりキャンと鳴いたりする場合は痛みの可能性があります。

跛行の原因として多いのが膝蓋骨脱臼です。
膝蓋骨脱臼とは膝のお皿(=膝蓋骨)が脱臼してしまう病気で、小型犬に多く、特にチワワ、ポメラニアン、トイプードルに多く見られます。
治療法は内科療法と外科療法があり、脱臼のグレード(1~4)、年齢などを考慮して治療法を選択していきます。内科療法は主に、環境の改善、投薬やサプリメントがあり比較的軽症な子は内科療法で様子を見ていきます。外科療法とはいわゆる手術で根本的な構造の異常を治していきます!ただ手術するのが良いとは一概に言えないので、獣医師とじっくり相談する必要があります。
膝蓋骨が脱臼しやすい子はなるべく膝に負担をかけないよう、カーペットをひいたり高い所から飛び降りたりしないよう日頃から注意が必要です⚠️

 

さて、足を挙げる行動の謎は解けましたでしょうか❓

わんちゃんが足を挙げている時には何か深い意味があるかもしれません…。

すでに膝蓋骨脱臼と診断を受けていたり、足を挙げるなど気になる事がごさいましたら、当院スタッフへご相談ください☺️

 

TOMARIGIではご利用の前後に診察を受けていただくことが可能です。予約無しで優先的に診察させていただいておりますので、是非ご活用ください。もちろん獣医師の指名もできます!お気軽にお声掛けください!

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