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2021.12.06

動物看護師

猫ちゃんのおしっこトラブル!?

こんにちは!
今回ブログを担当させていただきます手島です。
よろしくお願いいたします。

 

近頃は寒い日が続いておりますが、これから更に寒さが厳しくなることが予想されます😢
皆さまご体調にはくれぐれもお気をつけください。

 

今回はそんな寒い時期に起こりやすい「猫ちゃんのおしっこ」の病気についてお伝えします。

 

皆さまは「下部尿路疾患(FLUTD)」という猫ちゃんのおしっこの病気をご存知でしょうか?
この病気は猫ちゃんのおしっこにまつわるトラブル(頻尿や血尿、尿道の閉塞など)の総称を言います。

 

原因はさまざまで
・感染症や炎症
・食事管理
・環境問題
などありますが、中には原因がわからない場合もあります。

 

そして大きな原因の一つとして「飲水量の低下」があります。
実は元々「お水をあまり飲まない」動物である猫ちゃんたちが寒い時期になりさらにお水を飲まないことで飲水量が減ってしまいます。
そのためこの病気は冬に起こりやいと言われています。

 

ちなみになぜ猫ちゃんはお水をあまり飲まないのかと言いますと、猫ちゃんは「砂漠地帯出身の動物」だからだそうです🌵
そして冬場は活動が鈍くなるため、上記のように飲水量がさらに減ってしまうというわけです。

 

その結果、無理にお水を飲ませることは猫ちゃんのストレスになってしまったり、飼い主さんが怪我をしてしまったりで難しいですよね😓

 

これらの対策として
・お水をぬるいものにしてあげる
・水飲み場を増やしてあげる
・給水器で常に新しい水にしてあげる
・ちゅ〜るなどを少し水に溶かしてみる
・ご飯をウェットフードに変えてみる

 

理想の飲水量としては、4kgの猫ちゃんで1日あたり158〜237ml(コップ一杯で約200ml)と言われております。一例ですが上記のような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
※現在の体調などで理想の飲水量は異なる場合がございます。ご心配な点がございましたら当院の獣医師にご確認ください。

 

また「飲水量を増やす以外」の工夫としては、
・トイレを増やしてあげる(1匹に対し2つのトイレが理想です)
・トイレをきれいに保ってあげる
・トイレの砂も好みがあるため、選べるようにする
・塩分の多いおやつをあげすぎない
などがあります。

 

もちろん、工夫していただいていても病気を起こしてしまうこともあります😥
・トイレによく行くけど尿が出ていない
・おしっこの量が少ない
・トイレの時間が長い
・おしっこの時、痛そうに鳴く

など、何かいつもとは違う様子があったら一度当院にご来院ください。
ちなみに毎月22日は「にゃんにゃんDAY」で「検便と検尿」が無料となっておりますので、ぜひご利用ください!

 

 

最後に私も実家で猫ちゃんを飼っています。

 

私の家の子達は蛇口から直接お水を飲んでいまして、彼女たちなりのこだわりを感じます。
皆さまもぜひ、おうちの子に合った方法を探してあげてください😊

 

2021.10.31

動物看護師

関節症について

初めまして✨
今月は動物看護師として勤務しております、木口舞が担当させていただきます!
よろしくお願い致します😀

明日から11月に入り、今年も残り2ヶ月となりました。
寒さも厳しくなって参りましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
空気が乾燥してくる冬は風邪を引きやすいので、体調にはくれぐれもお気をつけください。

 

さて、今月は「関節の病気」についてのお話をさせて頂きたいと思います。
皆さまも「冬は関節が痛くなる…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はワンちゃん達も私たちと同様、気候によって「関節が痛くなる」ということもあるのです。
冬になると気温が下がることで身体が冷えてしまい、気圧の変化などの影響も加わり、血行が悪くなります。
血行が悪くなると、身体は痛みに対して他の季節と比べ敏感になり、関節の痛みなどの症状が出やすくなります。

 

代表的な関節の病気として…
【膝蓋骨脱臼】
膝のお皿である膝蓋骨が正しい位置から外れる(脱臼)ことを膝蓋骨脱臼と言います。(通称パテラとも呼ばれます)
診察にいらっしゃった時に獣医師から「後ろ足が外れやすいですね」というお話があった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
特に、トイプードル、ポメラニアン、チワワなど小型犬に多く見られる疾患です。仔犬の頃から発症することもあります。

【前十字靭帯断裂】
膝の十字に交差した靭帯の前側である前十字靭帯が切れる疾患です。
肥満によって膝への負担が大きくなり、切れやすくなることもあります。また、不慮の事故などによってこの靭帯が切れることもあります。
体重の負担がかかりやすい大型犬や超大型犬にみられる傾向にあります。

 

童謡「雪」(ゆうきやこんこ♪から始まる有名な歌)の歌詞の中に「犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる🎶」というフレーズがありますが、
皆さんのワンちゃんはいかかでしょうか?最近はお家で暮らしているワンちゃんも多く、ソファなどから飛び降りたりすると、関節を痛めてしまうことがあります。
またお外にいるワンちゃんでも、冬は運動量も減り、関節が温まっていない時に急に走り出したりすると関節を痛めやすいので注意が必要です。
高齢のワンちゃんや太り気味のワンちゃんは特に気にかけてあげてください。

 

そこで・・・お家でもできる予防法を紹介したいと思います。

①フローリングに「滑りにくいマット」を敷く
お家の床が滑りやすいフローリングだと踏ん張りが効かず、歩いたり走ったりする際に体に負担がかかってしまいます。
また滑って転ぶと怪我に繋がることもありますので、ワンちゃん達が歩く床にはマットを敷いてあげると体への負担が和らぎます。

②ステップをつけて「段差」をなくす
段差の上り下りも関節に負担がかかります。
可能な限りステップをつけて段差をなくす、もしくは抱っこで移動することで負担を軽減することが可能です。

③ホットタオルなどで「関節」を温める
お家で遊ぶ前やお散歩に行く前にホットタオルなどを使い、関節や足先を温めてあげると快適にお散歩などができます。

④病院で「定期検診」を受診する
ワンちゃん達の体調が悪い時やワクチンの時だけでなく、爪切りだけや耳掃除だけでも構いません。
定期的に病院で体重などを測って健康状態を把握しておくのも予防のひとつですので、ぜひお気軽に当院にお越しください。

もしワンちゃん、ネコちゃんの歩き方に違和感があったり、触ると痛がる、
抱っこしようとしたら「キャンと鳴く」などの症状が見られたら病院までご相談ください。

 

また、当院では毎月第4土曜日に飼い主さんに向けて「ライフアップセミナー」を行っています。

セミナーでは関節、心臓、歯、泌尿器、皮膚、腫瘍についてお話させて頂いております!

次回11月27日のライフアップセミナーのテーマは「心臓」となっています。

事前予約制ですので、興味のある方はぜひ直接受付、もしくはお電話でお申し込みください。

 

最後に、愛犬のティアモを紹介致します!

 

私にとってティアモは妹のような存在で、仕事が休みの時は一緒にお昼寝をしたりと、沢山いやされています😊

大切なご家族の些細な変化に気がついたらぜひ病院にご相談ください!
皆さまとワンちゃん、ネコちゃんのご健康を心より願っております。

2021.10.22

動物看護師

ワクチン接種について

涼しい日が多くなり過ごしやすい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?🍁
10月の看護師ブログは伊藤が担当させていただきます!🎃🎃

ニュースなどでも引き続きコロナワクチン接種のお話をよく耳にしますね💉
わんちゃんの予防のピークシーズンは過ぎましたが、お家の子に年に一度のワクチン接種はお済みですか?
今回はわんちゃん、猫ちゃんのワクチンの重要性についてお話しようかと思います!

改めてになりますが、ワクチン接種をすることはとても大切です💖
わんちゃん猫ちゃん本人を病気から守るだけでなく、一緒に暮らしているご家族の皆さまを病気から守ることにも繋がります。

わんちゃんでは主に
・犬ジステンパーウイルス感染症
・犬パルボウイルス感染症
・犬伝染性肝炎
・犬アデノウイルス2型感染症
・犬コロナウイルス感染症
・犬パラインフルエンザウイルス感染症
・犬レプトスピラ感染症

猫ちゃんでは主に
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫凡白血球減少症

などをワクチンによって防いだり、万一病気にかかってしまっても軽い症状で済むように予防しています。
聞き慣れない名前もたくさんあると思いますが、わんちゃん猫ちゃんがかかってしまうと命に関わる危険な病気もあります。
中には、「人獣共通感染症」という、わんちゃん猫ちゃんから人間に移ってしまう病気もあります。

こういった病気にかかるリスクを減らしてあげるためにもワクチン接種が推奨されています。

室内飼育だからワクチン接種しなくてもいいのでは?という声も時々耳にしますが、
中には空気感染してしまうものや、外出先から人間が持ち込んでしまうものもあります。
室内飼育の子でもワクチン接種は重要なものになります😌

当院では主に、わんちゃんでは6種〜8種、猫ちゃんでは3種と5種ワクチンを取り扱っております。
それぞれ何の病気が防げるのかと言うと、
《犬6種》
・犬ジステンパーウイルス感染症
・犬パルボウイルス感染症
・犬伝染性肝炎
・犬アデノウイルス2型感染症
・犬コロナウイルス感染症
・犬パラインフルエンザウイルス感染症

《犬7種》
5種+
・犬レプトスピラ感染症
(レプトスピラウイルスには色々な型があるため)

《犬8種》

6種+
・犬レプトスピラ感染症

《猫3種》
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫凡白血球減少症

《猫5種》
3種+
・猫白血病ウイルス感染症
・猫クラミジア感染症
(猫5種ワクチンは接種前に白血病ウイルス検査が必要になるので5種ワクチンをご希望の方はご相談ください)

特にわんちゃんでは室内飼育の子とお外によく行く子では感染症のリスクが変わってくるので、
飼育室内の子は6種、お外に行く子は7種,8種など、生活環境によって接種するワクチンを変えてあげる事も大切です✨

最後に、これだけ種類があると自分のわんちゃん、猫ちゃんにどのようなワクチンがよいのかお悩みになるかと思います。

何種のワクチンにするのかは接種前の診察時にご相談ください。

また、「完全予約制の予防診療」をご用意しております。お時間帯の指定が可能で、お待たせする時間が少ないのが特徴です。
わんちゃん、猫ちゃんの待ち時間によるストレス軽減のためにも、ぜひご利用ください。
※詳しくは下記HPをご確認ください。
https://moriyama1299.com/shinryo/shinryo_yobou/shinryo_reserve/

我が家のわんちゃん、猫ちゃんも毎年2月頃にワクチンを接種しています!

少しでも長く大切なわんちゃん猫ちゃんと一緒に過ごせるように、皆さんもワクチンで病気の予防していきましょう😊
皆さまとわんちゃん、猫ちゃんのご健康を心より願っております。

2021.09.22

動物看護師

換毛期について

こんにちは!
富久が今月のブログを担当させていただきます!

 

まだまだ残暑が厳しいですが、
みなさまいかがお過ごしですか?
私は家で飼っている柴犬のモッコモコの毛を見ているだけで汗が流れ落ちそうです。

 

 

そこで、私からモッコモコなワンちゃんの換毛期についてお話します。

 

ワンちゃんには毛の生え方が2種類あります。

ダブルコートとシングルコートです。

 

ダブルコートとは、オーバーコート(上毛)✱とアンダーコート(下毛)✱✱と呼ばれる毛の内、アンダーコートが多い構造です。

シングルコートとは、オーバーコートのみまたはアンダーコートが少なめな構造です。

✱オーバーコート→太くしっかりした毛で皮膚を保護する役割を持っています。

✱✱アンダーコート→細くやわらかい毛で寒さから体温を保つのに優れています。また、保湿の役割も担っています。

 

今回はダブルコートについて詳しくお話します。

 

具体的にどんな犬種がいるかというと、
柴犬、ゴールデンレトリバー、コーギー、ポメラニアン、ダックスフンドなどです。
この子達は、もともと寒い地域・四季のある地域で生まれた犬種です。
とくに先にあげた3種の子たちは毛の密度も高く、大量の毛が抜けます。
例えば、柴ちゃんで換毛期のピークだと1回のブラッシングでこれくらいの量は抜けます。

 

 

ダブルコートをもつ犬種は、量の多いフワフワなアンダーコートで冬の寒さ・冷たい風から身を守ります。

そして、夏に近づくとアンダーコートが抜け落ちます。

軽くなり、風通しが良くなることで体温上昇をおさえます。

つまり、この体温調整の仕方が変わるタイミングの季節の変わり目
春と秋に換毛期が訪れます。

 

ダブルコートの犬種の換毛期には、こまめなお手入れ、
つまりブラッシングが必要です。

ブラッシングをしてあげないと、アンダーコート同士がからまってしまい、毛玉になることがあります。

毛玉ができるととるときに痛いと感じ、ブラッシングを嫌がるようにようになってしまうかもしれません。

それから、毎日ブラッシングしてあげることが大切です。

その際に皮膚のチェックをしてあげることもとても大切です。

柴犬ちゃんだと、皮膚トラブルの多い犬種でもあるので、特に大事です。

 

例えば、赤くなっている。

フケが出てきた。

毛が抜けすぎて皮膚が丸見え。

皮膚をかいている、なめている時間が長い。

皮膚を噛んでいる

床などにこすりつけている。

 

などの症状、仕草が多くみられたら、病院まで気軽にご相談ください。

 

2021.08.23

動物看護師

避妊去勢について

こんにちは!
看護師の小島です!

梅雨も明けてだいぶ暑くなりましたね💦
皆様体調はいかがでしょうか?

さて、コロナ禍でわんちゃんねこちゃんをお家に迎えられた方も多くいると思います。
そこで今回、避妊去勢のお話をしようと思います♪

たまにオーナー様から「避妊去勢は絶対しないといけないですか?」と質問されます。
若いうちに避妊去勢をすることによって予防できる病気があります!

例えば、
*女の子*

子宮蓄膿症
細菌感染をおこし、子宮に膿が溜まってしまう病気のことです。

乳腺腫瘍
わんちゃんは50%ねこちゃんでは90%悪性と言われてる腫瘍(初めての発情前までに避妊した場合発症率0.5%)です。

*男の子*

精巣腫瘍
加齢とともに発症率が高くなる腫瘍
特にお腹の中に残ったままのものは発症率が高くなります。

他にも病気ではありませんが、
・性格が穏やかになる
・偽妊娠を防げる
・発情出血を防げるためカーペットなどが汚れない
などの利点があります。

次に術後管理のお話です。

当院ではわんちゃんねこちゃんが血の止まりが異常に悪かったり、麻酔時間がかなり長くなってしまったなどなど以外は基本的には日帰りです。

その際にエリザベスウエアかエリザベスカラーかどちらかをつけてお返しします。
これは手術の傷口をわんちゃんねこちゃんが舐めて糸を勝手に取ってしまったり、そこから細菌感染を起こさせない様にするとても大切なものです!

ウエアとカラーの違いについて

*ウエア*
・カラーに比べて動く時、ご飯の時などにストレスを感じにくい
・傷口の保護もしてくれる

⚠️大型犬の場合は取り寄せとなるので術前検査の時にウェアにしたいです。と言っていただければサイズを測り、事前に注文してわんちゃんのお返しの時に着せて返すことができます。

*カラー*
・ウエアに比べて料金が安い
・大型犬などでも基本的に事前注文しなくてもお渡しできる(当院では)

カラーをしてるとわんちゃんねこちゃんがご飯食べにくそうにしていてかわいそうという声もよく聞きます。
そういう場合はオーナー様が見ていられる間だけカラーを取るか、写真のように台をつけてあげるとご飯が食べやすくなります!

カラーを着用した場合

エリザベスウェア(お洋服)はこのように着用します。

話が少し長くなってしまいましたが、避妊去勢去勢は赤ちゃんを産ませない限りは若いうち(1歳まで)にやっておいた方がいい手術です!なぜなら先程もお伝えしたように初めての発情前までに避妊した場合発症率が0.5%まで減るからです。

雄は性ホルモンによる問題行動を改善でき、子犬の頃の優しい性格のまま育つ傾向があります。高齢になってからの前立腺肥大も減ります。雌は卵巣腫瘍の発生率が下がり、子宮蓄膿症や発情が起きる乳腺腫瘍の恐れが減ります。

高齢になってきたとしても乳腺腫瘍や子宮蓄膿症などの発症リスクが増えていくので手術はした方がいいです。
また、5歳以上の子は他の病気や異常が見つかる可能性が増えてくるので、全身麻酔のリスクを下げるために手術前検査が重要になります。
術前の2ヶ月以内に手術前検査(血液検査、レントゲン、心電図など)を受けましょう。
もちろん、それより若くても手術前検査をすることをお勧めします。

みなさんがわんちゃんねこちゃんと少しでも長く一緒にいられることを願っています💫

最後に私ごとですが、実家のわんちゃんが前月8歳の誕生日を迎えました!

こっちは赤ちゃんの頃です

何歳になっても可愛いですね😍

2021.07.15

動物看護師

健康の指標となる!?〜犬猫の飲水量〜

こんにちは!看護師の加藤葵です🌷

 

ブログ初投稿です!よろしくお願いします🙌🏻

 

さて、7月に入り最近は暑くてジメジメした日が続いてますが、皆様いかがお過ごしですか?クーラー無しでは過ごせない季節になってきましたね☀️💦

 

 

今年の夏も、熱中症には十分気を付けてくださいね!!

 

そして夏は特に、お水をガブガブと飲みたくなる季節です!🚰私たちも暑いと喉が乾き、飲水量が増えます。これはわんちゃんねこちゃんも同じです🐶🐱

 

わんちゃんが、暑いときや興奮しているとき、体温を下げるためにハァハァと呼吸(パンティング)をすることがありますよね!🐶そのときに体の中の水分も減ってしまうので、お水をたくさん飲みます😵‍💫

 

しかし‼️お水を過剰に飲みすぎている場合、何か病気が隠れている可能性があるのです……😨

 

または、今まであまり飲まなかった子が、以前と比べ飲む量が増えてきた、という場合も注意が必要です!🚨⚡

 

飼い主様方のわんちゃんねこちゃんは1日にどのくらいのお水を飲んでいるか、ご存知でしょうか??🤔💬

 

だいたい、体重1kgに対して、50〜60ml飲むと言われています!これを基準として、1度お考え下さい💭

 

では、お水を過剰に飲みすぎている場合、どのような病気が隠れているのでしょうか🧐

 

まずひとつ、「糖尿病」があります。

 

インスリンというホルモンが出にくくなってしまう病気です。

 

糖尿病になると、おしっこをたくさんするようになります。その分お水をたくさん飲むというわけですね✍

 

また、「腎不全」は、腎臓の機能が低下することにより、おしっこをたくさんしてお水をたくさん飲むようになります。

 

いわゆる、多飲多尿という症状がみられます💡

 

また、「クッシング症候群」があります。

 

副腎という器官から、コルチゾールというホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。

 

これは、高齢のわんちゃんによくみられます🐾

 

先ほどお話した、多飲多尿のほかにも、毛が抜けてきてしまったり、皮膚が薄くなってきたり、、😣といった症状が見られます。歳のせいか、、なんて見過ごされてしまうことも多い病気です!気になることが少しでもあったら是非相談してくださいね🙋

 

つづいて、「子宮蓄膿症」があります。

 

これは、高齢で、避妊手術をしていない女の子のわんちゃんにみられる病気です。‎🐾まれにねこちゃんでも発生することがあります。

 

高齢になり、性ホルモンのバランスが崩れることで、子宮の中に細菌が侵入しやすくなってしまうのです😱

 

多飲多尿のほかにも、いつもと比べて元気がない…食欲がない…といった場合には、すぐ病院にお越しくださいね🏥

 

子宮蓄膿症を防ぐためには、早期の避妊手術がとっても大切になってきます!📌

 

 

いくつか病気を挙げてきましたが、どの病気も早期発見👀が重要になってきますね!👏

 

診察の中で、獣医さんから、最近お水を飲む量が増えましたか?と質問することがよくあります🤔それは、飲水量が病気の発見の手がかりとなるからなのですね💡

 

また、皆様お気づきかとは思いますが、「おしっこの量」も病気の手がかりとなってきます☝️

 

最近お水をよく飲むようになっていないかな?おしっこの量はどうかな?など、日常の生活の中で少し気にかけてみると、早期発見に繋がるかもしれません💡

 

長くなってしまいましたが、ここで私の実家のわんちゃんをご紹介します😌

 

 

花ちゃんといいます🙂🌼

 

8歳のシーズーです🐶

 

実は花ちゃん、「膀胱結石」という、膀胱に石が貯まってしまう病気になってしまいました…😢

 

原因のひとつとして、お水を飲む量が少ないことが挙げられます。

 

なので花ちゃんには水分を多くとってもらうために、ご飯をお湯でふやかしてあげたり、お水に味をつけてみたりと、色々工夫しております💭💦

 

お水の飲む量が少なすぎると、脱水症状を起こしてしまうこともあるので、特にこれからの時期、暑い夏、十分にお気をつけくださいね❕❕

 

楽しい夏になりますように🐬

 

看護師 加藤葵

2021.06.06

動物看護師

爪切りを慣れさせるには

はじめまして!

去年から働いている看護師の鍋山です!🐾

病院でオーナー様とお話ししてて、家で爪切りをしたいけど嫌がってなかなか出来ないからどうすればいいかとよく聞きます🤔

今回はわんちゃんの爪切りに慣れさせる方法をお話します。

 

 

慣れさせるのは社会化期(生後3~12)と呼ばれる時期に行うのがベストですが、成犬の子でも慣れのトレーニングはできます!

ではどのようにトレーニングをするのか説明していきます❗️

最初は体を触られる事に慣れさせます。

頭や背中など比較的嫌がらない所を優しく撫でてあげます。

この時にリラックスした状態でトレーニングをした方がいいので、テンションが上がるような触り方は控えましょう。

触る嫌がらなければオヤツや褒め

これを繰り返していき、少しずつ足先に近づいていきます。(足先だけでなく体全体どこ触っても嫌がらないように慣れさせておくのがベストです😌)

足先を触っても気にしなくなったら次は爪切りが体に触れる事に慣れさせていきます。

いきなり爪を切るのではなく、これも体を触るのを慣れさせる時と同じで

爪切りを見せる

       

爪切りが足先に触れる

         

爪を切る

と少しずつ段階を踏んで慣れさせていきましょう💪

少しずつ時間を掛けて慣れさせあげることによって爪切りが得意になっていきます!

爪切りが出来るようになっても、1度でも失敗してしまうと嫌いになってしまうわんちゃんもいるので最初は慎重に切ってあげてください😥

 

爪が黒い子は血管が見えなくて、より難しいので心配であれば先生にどのぐらい切ればいいかなど相談してみて下さい🏥

文章では伝えにくい所もありますので当院に来院された際に気軽にお声かけ頂ければしつけの知識を持ったスタッフの居ますのでご相談に乗ります!🐕

私事ですが、趣味でカメラをやっています📸

最近ネモフィラという花を撮りに行ってきました!

 

 

 

最近は景色や夜景など撮るのにはまってます🏙

カメラやっている方、気になる方、一緒にお話できたら嬉しいです🐶

2021.06.06

動物看護師

意外と多い?!食べてはいけないもの

こんにちは、もりやま犬と猫の病院の動物看護士宇高です。

 

新型コロナウィルスによる外出規制、在宅ワークで外出する機会がめっきり減り自宅での癒しを求めて新しくワンちゃん猫ちゃんを家族にお迎えして診察に来る方が最近増えています。

 

中には初めておうちにお迎えする方も時々来院して与えちゃいけない食べ物、しつけなどの飼い方についても質問されることが増えてきました。

 

飼育にあたっていくつか知っておいてほしいことがあるのですが今回は、食べてしまうといけない、場合によると命にかかわってしまう恐れのある食べ物について簡単にお話ししたいと思います。

 

その中でもよく緊急で来るようなメジャーなものは過去のブログに取り上げてあるのでそちらで確認をお願いします。

 

今回はこんなものまで⁈と思ってしまいそうなマイナーなものをお伝えしていきます。

 

 

 

①花や観葉植物

 

犬や猫が中毒を起こす植物は食べたものによって症状がことなります。

 

とくに有名なものが猫のユリ科の植物による中毒です。

 

この中毒は花弁や葉っぱなど植物のどの部位にも毒性があるだけではなく活けていた水でも中毒が起こる可能性があります。

 

ユリ科の他にもアジサイやアサガオのように身近にある植物は多数あります。

 

 

②殺鼠剤

 

国内では血液の凝固機能に影響を与えるタイプの殺鼠剤を使用されている場合がほとんどです。

 

症状として内出血が出たり、歯茎などの可視粘膜が白っぽくなる、血尿、黒い便(タール便)がわかりやすく出てくると思います。

 

血液の凝固異常を引き起こす以上対処が遅れてしまうと最悪命にかかわってしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

③アボカド

 

森のバターとして有名なアボカドも品種や部位によっては毒性を持つ成分が含まれていることもあります。

 

ネットや資料を調べても国内では“食べると危険”、海外では“中毒が起きても軽度”と、国内と海外で情報に差があるため犬や猫に食べさせていいかどうかまだ正確なことはわかっていません。

 

ですが、過去の報告に重篤な症状が出た事例もあるため“必ず食べさせなければいけない”食べ物ではないと思います。

 

フードの種類にはアボカドを使用しているものもありますが毒性を持つ成分の含有量が他の品種よりも少ない品種を使用しているため、重い中毒症状が起きにくくなっています。

 

アボカドによる中毒としての症状に下痢嘔吐、軟便などの消化器の症状や重いもので呼吸困難、けいれんなどがあります。

 

そして、アボカドは種が非常に大きいため誤って飲み込んでしまった場合に腸に詰まるなどして消化管閉塞が起こってしまう可能性もあります。

 

もし、腸で詰まってしまった場合、開腹手術による摘出が必要になるのでとても大きなトラブルに発展してしまいます。

 

 

④電池

 

まずは消化できないものなので前述のアボカドの種同様に消化管に詰まる可能性があります。

 

次に、電池が消化管内にあると電池に触れているところで細胞の壊死、消化管の穿孔(穴が開く)が起きてしまいます。

 

基本的に開腹手術による摘出、場合によっては腸の吻合(穴の開いた箇所を切除して縫い繋げる)など大きな手術に発展してしまうので可能な限り誤食が起きないように注意をして管理する必要があります。

 

 

 

長々と書いてきましたが書ききれなかった内容もまだまだあるのでフードやおやつ以外を食べてしまったのを見つけたときはかかりつけの動物病院まで相談や診察を受診すると、大きなトラブルになる前に解決できるかもしれません。

 

 

この記事を読んで少しでも異物誤食に気を付けて新しい家族との生活を楽しんでいだけたらなと思います。

 

 

最後に家で飼ってるハムスターのチロルのとてもかわいい写真が家族から送られてきたので是非見てください!!

 

 

動物看護士 宇高

2021.06.06

動物看護師

フィラリアはネコちゃんにとっても強敵!!

こんにちは!もりやま犬と猫の病院、看護師の山中です。

 

4月になり、本格的な春に突入しました。春は「始まり」の季節だと私は考えています🌸

 

多くの方にそれぞれの始まりがあると思いますが、ワンちゃんネコちゃんにとっては予防シーズンの始まりでもあります。

 

 

 

今回は、ネコちゃんのフィラリア予防についてとりあげます🐱

 

フィラリア症は犬糸状虫症ともいい、ワンちゃんだけがなる病気と思われている方も多いかもしれませんが・・

 

 

実は、フィラリアはワンちゃんだけでなく、ネコちゃんにも感染する恐ろしい寄生虫なのです!

 

 

感染経路は、フィラリアに感染したワンちゃんの血を吸った蚊が、ネコちゃんの血を吸うことでフィラリアの幼虫が体内に入り寄生します。多くは成虫にならずに死滅しますが、成虫になったフィラリアはわずかでもネコちゃんへの負担は大きく重症となります。

 

症状はワンちゃんの場合は血液検査で分かりますが、ネコちゃんの場合、はっきりとした症状がなかったり、他の病気と見分けがつかない症状が出たりするので診断が難しいとされています。 気付いた時には重篤化している、突然死を起こすなど発症した時点で手遅れのケースもあります。

 

さらに、現状これといった治療法は確立されていません💦

 

蚊がいつ、どこでネコちゃんを狙っているかわかりません。室内で過ごすことの多いネコちゃんでも油断大敵です。

 

 

 

そのため、命を守るには予防することが何よりの手段となります。

 

それでは、具体的にどのように予防すればいいのでしょうか?

 

ネコちゃん専用のフィラリア予防薬を投与しましょう。背中に滴下するタイプで、ご自宅でも簡単に投与することができます👍

 

私も院内で投与したことがありますが、じっとしていることが苦手なネコちゃんにもパパっとできるので、驚きました。

 

当院でも、2種類のネコちゃん専用のフィラリア予防薬を取り扱っています。

 

 

1️⃣レボリューション・・フィラリア、毛の中に潜み血を吸って生きているノミ、消化管内に寄生する回虫を予防することができます。

 

2️⃣ブロードライン・・上記に加え、室内飼いの多い猫でも油断のできないマダニも予防できます。

 

 

予防の時期は地域によって異なりますが、当院では4月から12月までを推奨していて、まとめ買いしていただくとお得になるキャンペーンもおこなっています🎶

 

 

 

 

ネコちゃんは、フィラリア予防をしていることが少ないのが現状です。私の実家にも、今年で4歳になる元気いっぱいな男の子のネコちゃんがいますが、恥ずかしながらフィラリアの予防をしたことがありませんでした・・

 

これからも健康に幸せに暮らしていけるよう、フィラリア予防をしようと思いました🌻

 

 

 

(いつも家の中を走り回っています💨帰省したら私も一緒に遊んでいます❗️)

 

春は予防接種などで、当院への来院をご検討されている方も多いと思います。その際は、ネコちゃんのフィラリア予防についてもお気軽にご相談ください。

2021.06.01

動物看護師

今後は、こちらに動物看護師ブログを更新します。

今後は、こちらに動物看護師ブログを更新します。
これからも、よろしくお願いいたします。

 

過去動物看護師ブログ:https://ameblo.jp/moriyamavet

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