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2021.10.15
TOMARIGI
皆さんこんにちは。獣医師の三浦です。
秋🍁になって穏やかな陽気の日が増えてきましたね。
読書📖、芸術🎨、スポーツ🏌️♂️、食欲😋の秋と言われますが、今年最後に何か新しいことにチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。
緊急事態宣言も解除され、今後世の中がもっと明るく元気になることを願う今日この頃です。
今回のTOMARIGIブログは、「ワンちゃんの美しさを保つ秘訣✨」についてです。
私は普段の診療で皮膚疾患に悩むワンちゃんを診ることはありますが、健康なワンちゃんをより美しくすることに関して深く考えることは正直なところ少ないです。
そこで、この機会にワンちゃんをより美しくする方法について学んでみたので、皆さんにその一部をお教えしたいと思います。
我々もより美しくありたいと願うように、ワンちゃんにも健康かつ美しくあってほしいですね。
美しさと言っても様々ですが、今回は皮膚と被毛の美しさに絞ってお話ししたいと思います。
美しい皮膚と被毛を作り出すために重要な要素の一つが、『栄養』です。
ヒトもワンちゃんも、皮膚と被毛は”タンパク質”からできています。ワンちゃんは体重の約15〜20%が皮膚でできていると言われており、しかもそれは定期的に生まれ変わっています(ターンオーバー=皮膚の新陳代謝)。
そのためワンちゃんは、多くのタンパク質を食事から摂取する必要があります。
タンパク質の中でも皮膚や被毛を作るのに必要なのが、”ケラチン”です。
このケラチンは”メチオニン”と”シスチン”というアミノ酸から構成されています。
さらにそのアミノ酸からケラチンを合成するためには、ビタミンやミネラル(亜鉛など)が必要となります。
必要な栄養素を十分に摂取するためには必ず『総合栄養食』と表記されているフードを選びましょう。当院では総合栄養食以外にも皮膚トラブルに特化した療法食も取り扱っております。どんなフードを与えれば良いかお悩みの方は獣医師へご相談にください。
以上が美しい皮膚と被毛を生み出す秘訣の一つとなりますが、それを満たしていながらも皮膚や被毛のトラブルに見舞われてしまうこともあります。
アレルギー性皮膚炎や内分泌疾患が代表的な原因として挙げられますが、それ以外にも様々な病気により毛並みが悪くなることも少なくありません。
当院では秋の健康診断を10月1日〜31日の期間限定で行っております。ワンちゃんの美容の悩みをお持ちの方も、是非この機会に健康診断を受けられてはいかがでしょうか。
詳しくは当院スタッフへお気軽にお尋ね下さい。
TOMARIGIでは引き続き皆様の大切なワンちゃんの美容のお手伝いをさせていただいております。大変ご好評いただいており、ご予約が取りづらい状況となっておりますが、最大限ご希望にお応えできるようスタッフ一同努力して参りますので、よろしくお願いいたします!
2021.09.19
TOMARIGI
こんにちは!メディカルトリマーの長谷川です!
いつもTOMARIGIをご利用いただきまして、ありがとうございます!
現在ご好評につき多くのオーナー様にご予約いただいております。
その為、ご予約が取りづらい状況になっており大変申し訳ございません。
お早めのご予約や、日付を指定したキャンセル待ちも出来ますので、ご希望の方はお問い合わせ下さい!
ご利用頂いているオーナー様から、散歩や旅行などでわんちゃんが汚れてしまった際に自宅でシャンプーをする際、コツなどを相談される事がよくあります。
なので、今回は自宅での上手なシャンプー方法について改めてお話しようと思います。
🛁シャンプーの頻度🛁
わんちゃんのシャンプーの頻度は基本的に月に1〜2回が良いとされています。わんちゃんの皮膚は人間の1/3ほどの厚さしかなく、非常にデリケートなため、シャンプーをし過ぎてしまうと必要な皮脂を過剰に落としてしまうため気を付けましょう。
🧴用意する物🧽
シャンプー、洗面器、タオル(吸水性の良いものを何枚か)、ドライヤー、ブラシなど、
※タオルはシャンプー直後にすぐに拭ける様な場所に置いておき、乾かす台や床にあらかじめ敷いておくと良いです。
🛀洗う時のポイント🛀
①お湯の温度🌡
温度は暑すぎず、冷たすぎない37.0°くらいがちょうど良いと言われています。
②濡らし🚿
シャンプー前に体全体を十分に濡らします。
シャワーの際は体からかける様にするとわんちゃんが怖がりにくくなります。声を掛けながら行うとより落ち着いてくれると思います。
③泡で洗う🧼
シャンプー剤を洗面器などに移ししっかり泡立ててから洗うと汚れがしっかり落ちてくれます。
目や鼻にシャンプーが入らない様にスポンジなどを使って洗うこともオススメです。
④すすぎ🚿
シャンプー剤が体に残ったままだと、皮膚病の原因になってしまいます。すすぎはしっかりと行うようにしましょう。
顔に水がかかるのが苦手な子は蛇口の水を手で優しくかけてあげましょう。
🧺乾かす時のポイント🧺
①タオルドライ
濡れたまま乾かすと時間がかかってしまいます。まずタオルドライをしっかりしてからドライヤーで乾かしましょう。
②乾かす時は2人で
わんちゃんが動いてしまうと上手に乾かせず時間がかかり、よりストレスになってしまいます。
1人がドライヤーを当て、もう1人がブラシを使って乾かしましょう。
③ドライヤーの距離
わんちゃんの皮膚にダメージを与えないようにドライヤーを近づけすぎないよう気を付けましょう。わんちゃんとドライヤーを30cm以上離すと良いです。
まとめ
シャンプーが終わった後はたくさん褒めてあげましょう。シャンプーは日頃のケアには欠かせないものなので、わんちゃんにとって楽しい時間にしていける様に仔犬の頃から習慣をつけていきましょう。
わんちゃんがあまりに嫌がる場合は無理をせず、トリミングサロンにお任せください。
TOMARIGIではわんちゃんに負担をかけない様に心がけて施術しております。爪切りや肛門線絞りなど、お家では難しい事もぜひお任せ下さい!
また、当院では様々な種類のシャンプーを待合室に用意しております。診察無しでもお求め頂けますのでお気軽にお申し付けください。
2021.08.15
TOMARIGI
こんにちは!!
はじめまして。4月からTOMARIGIに加わりました、トリマーの大西です!✨
実家ではチワワを飼っています。
わんちゃんをキレイ✨に、可愛く💕してオーナー様に喜んでいただけるよう頑張っていきますので、よろしくお願いします!!😆
今回のブログは、わんちゃんの『分離不安症』についてお話ししたいと思います。
みなさん分離不安症という言葉はご存知ですか?
「分離不安症」とは、わんちゃんがオーナー様と離れた時に起こるストレス反応のことです。
多くが3歳頃までに症状を示すようになると言われていますが、高齢犬でも加齢に伴い不安傾向が強くなることでストレス反応を示すようになることもあります。
分離不安症の症状には、
・吠え続ける
・物を壊す
・不適切な排泄
・嘔吐や下痢
・震える
・過剰な舐めやグルーミング
などがあります。
このような症状はオーナー様が外出することに気付いた時点から出ることが多く、外出後徐々に落ち着く場合もあれば、持続してしまうこともあります。
分離不安症は、わんちゃんだけでなくオーナー様にとっても辛いものです😥
〈分離不安症の改善方法〉
分離不安症はトレーニングを繰り返すことによって改善できる場合があります。
①わんちゃんからの要求や注目に敢えて応じない。
→わんちゃんが自立して落ち着いて過ごしている状況に対してご褒美を与える。
②オーナー様が外出することに慣れさせる。
→不安にならない程度の短時間の外出から始めていく。
→外出する準備だけして実際は出掛けない。
③外出時、帰宅時の対応を変える。
→外出する時にたくさん声掛けをしたり、帰宅した時に褒めたりするのを控える。
直ぐには改善が難しいこともありますが、根気よく続けることが大切です。
トリミングのためのお預かりに対してストレスをより強く感じてしまうわんちゃんも稀にいるため、そういった子はお家で少しずつトレーニングができると良いですね。
症状があまりにも強い場合は、精神安定剤やサプリメントなどによる治療が必要になることもあります。
たくさんのわんちゃんとオーナー様に、より快適にご利用いただけるお手伝いができればと思います。
困ったことがあれば当院スタッフまでお気軽にご相談ください😊
2021.07.14
TOMARIGI
暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。副院長の三浦です。
健康診断(自分の)を受けたところ、体重とウエストが以前より増加しており、非常にショックでした😱
この暑い季節ではありますが、休日に外へ出てウォーキング☀️🚶🏻をするよう心掛けています。
コロナ禍によりお家時間が増えていますが、皆様も運動不足にはご注意ください。
さて、今回は「脱毛」についてです。
犬種にもよりますが、ワンちゃんには元々よく毛が抜ける時期があります。『換毛期』というものですね。
換毛期は春🌸と秋🍁の年2回あり、それぞれの時期に夏毛(密度が低い)と冬毛(密度が高く保温性がある)に生え変わることで季節の変化に対応しています。
ダブルコート(上毛+下毛)の犬種にのみ換毛期は存在します(チワワ、ポメラニアン、M・ダックスフンド、柴犬、シーズー、G・レトリバーなど)。
シングルコート(上毛のみ)の犬種にはこれがなく、1年を通して少しずつ毛が生え変わっていきます(トイプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズなど)。
温度や日照時間の変化に反応して換毛期がやってくるので、あまり外に出ない生活だとうまく換毛しないこともあるのでご注意ください。
このようにワンちゃんは正常でも脱毛が起きるわけですが、病気による脱毛の場合もあります。しかもそれは症状の一部で、体の中にはもっとたくさんの異常が起きているかもしれません。
いくつか代表的な病気を以下に挙げます。
“クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)”
・体が左右対称に脱毛する。
・水を飲む量が増えたり、お腹が膨らんでくることもある。
・糖尿病、高脂血症、感染症などへの罹患リスクが高くなる。
“甲状腺機能低下症”
・全身や尻尾の先が脱毛する。
・元気や食欲の低下、肥満といった症状の他にも、徐脈、低体温、神経症状を引き起こすこともある。
“膿皮症”
・細菌による皮膚感染症。原因は皮膚の常在菌であることが多い。周囲にフケを伴う円形の脱毛(“表皮小環”)が特徴的。
・食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、ホルモン性疾患(クッシング症候群、甲状腺機能低下症など)が関連していることが多い。
「毛が伸びていて気が付かなかったけど、トリミングして短くなったら毛が薄くなっていた!」
「お風呂に入れたら毛がごっそり抜けてしまった!」
こんなことも珍しくありません。
変化に気付いたらお気軽にトリミングスタッフへご相談ください。
TOMARIGIでは、美容の前後に獣医師の診察を予約無しで優先的に受けることが出来ます。是非ご利用ください!
2021.06.17
TOMARIGI
こんにちは!
TOMARIGIの市川です!
最近、日中は暑くなって半袖になる人も多いと思います。
皆さんは暑くなってきた時何に気をつけていますか??
私は日差しが強いと肌が痛くなってしまうので長袖を着たり日焼け止めを塗ったりしています!!
そして、日差しで気になるのが紫外線!
特に女性が気にしている方が多いと思いますが最近では男性でも気にする方が増えて来ていると思います。
人は日焼け止めを塗ったり日傘を使ったり対策が出来ますが犬の紫外線対策はどうすればいいの?と思う方が多いと思います。
なので、今回は「犬の紫外線対策」についてお話します!!
紫外線のわんちゃんへの影響について
犬は人間と同じように、どの部位も同じように紫外線を浴び、日焼けするわけではありません。
そして犬種によっても差があります。
紫外線の影響を受けやすい所は、目、耳の先、鼻や口周りなどは日光があたりやすく、特に鼻は紫外線の影響を最も受けやすい部位です。
また、下腹部や太ももの内側は、地面からの照り返しもあり、皮膚が弱くデリケートなので、少量の紫外線でも影響を受けやすい部位となります。
紫外線の影響を受けやすい犬種は、シングルコートの犬種です。
(プードル、マルチーズ、パピヨン、シュナウザーなど)
特にマルチーズやヨークシャテリアなど、毛が細く密集度が低い犬、または短毛種は、皮膚が日光にさらされやすいので、紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。
強い紫外線を多く浴びて、皮膚にダメージを受けると、シミや皮膚炎などの皮膚トラブルを起こしやすくなります。
犬も人と同じように、皮膚がんの原因の1つが紫外線の影響だと言われています。
サマーカットの注意点
暑くなってくるとサマーカットをするオーナー様が多いと思います。
サマーカットは毛を短くしてしまうので紫外線が皮膚に当たりやすくなってしまいます。
サマーカットは熱がこもらなかったり手入れがしやすいなどの理由でわんちゃんにとっていいものだけど、紫外線には注意しましょう。
対策として、オーナー様が出来るわんちゃんへの皮膚に直接日光が当たらないように服を着せたり、犬用の日焼け止めを使ったりしてあげましょう!
2021.06.06
TOMARIGI
こんにちは!もりやま犬と猫の病院TOMARIGI
2021.06.06
TOMARIGI
こんにちは獣医師の三浦です
桜もあっという間に散ってしまいましたが、暖かく過ごしやすい日が続きますね。
しかし!
この時期なると憂鬱になってくる方もいるのではないでしょうか。
そう・・・花粉症です。
この写真を見るだけでムズムズする方もいるのではないでしょうか。
くしゃみ、鼻水、目が痒い・・・。
大きなストレスになると思います。
この時期に診察しているとよく聞かれるのが、
「ワンちゃんも花粉症になるのか?」という質問です。
答えは、イエスです。
ワンちゃんにも花粉症と言えるようなものがあります。
ただ、人のそれとはやや異なります。
ワンちゃんの花粉症とは、いわゆる環境中のアレルゲンに反応して体が痒くなるアトピー性皮膚炎です。
アトピー性皮膚炎の多くはダニ(=”ハウスダストマイト”)に反応しますが、特にスギやブタクサの花粉に対して症状を示す場合は花粉症の可能性が考えられます。
症状は、顔、脇の下、股、足の先などの痒みです。
たまに結膜炎やくしゃみ、鼻水といった人と同じような症状が出るワンちゃんもいます。
「この時期になると毎年痒くなる!」というワンちゃんは、
もしかしたら花粉症かもしれません。
そんなワンちゃんへはどうしてあげたら良いのでしょうか?
いくつか対策をお教えします!
まずは散歩から帰ってきた後の対策です。
お外に行くと体に花粉を付けて帰ってきてしまいます。
それをブラッシングで落としてあげましょう!毛並みに沿って優しくやってあげてください♪
(さらにブラッシングについて知りたい方は、前回のブログをチェックしてみてください!)
固く絞ったタオルで優しく拭いてあげるのも効果的なので試してみてください♪
次はシャンプーです。
アトピー性皮膚炎のワンちゃんは皮膚バリア機能が低下しているので、湿疹ができやすいです。
痒みが出やすい時期は普段よりシャンプーの頻度を増やしてあげると症状が落ち着くかもしれません。
すでにアトピー性皮膚炎の治療を受けているというワンちゃんは、痒くなる時期が近づいてきたら早めにお薬を開始しましょう。
ひどくなってからだと、お薬をたくさん飲まなくてはいけなくなるすることもあります。
症状が軽いうちに獣医師へご相談ください。
4月は花粉症だけではなく、フィラリア予防の時期でもあります!!
TOMARIGIご利用時には予約無しで優先的に診察を受けることができますので、フィラリア予防がまだの方はご利用の際にお気軽にスタッフへお声がけください😄
また、当院では今年から完全時間予約制の予防診療を行なっています(月、水、金、土日祝)。
オーナー様とワンちゃんをお待たせすることなく診察を受けられるシステムとなっておりますので是非ご利用ください!!
年中無休・夜間対応