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2021.07.14
TOMARIGI
暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。副院長の三浦です。
健康診断(自分の)を受けたところ、体重とウエストが以前より増加しており、非常にショックでした😱
この暑い季節ではありますが、休日に外へ出てウォーキング☀️🚶🏻をするよう心掛けています。
コロナ禍によりお家時間が増えていますが、皆様も運動不足にはご注意ください。
さて、今回は「脱毛」についてです。
犬種にもよりますが、ワンちゃんには元々よく毛が抜ける時期があります。『換毛期』というものですね。
換毛期は春🌸と秋🍁の年2回あり、それぞれの時期に夏毛(密度が低い)と冬毛(密度が高く保温性がある)に生え変わることで季節の変化に対応しています。
ダブルコート(上毛+下毛)の犬種にのみ換毛期は存在します(チワワ、ポメラニアン、M・ダックスフンド、柴犬、シーズー、G・レトリバーなど)。
シングルコート(上毛のみ)の犬種にはこれがなく、1年を通して少しずつ毛が生え変わっていきます(トイプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズなど)。
温度や日照時間の変化に反応して換毛期がやってくるので、あまり外に出ない生活だとうまく換毛しないこともあるのでご注意ください。
このようにワンちゃんは正常でも脱毛が起きるわけですが、病気による脱毛の場合もあります。しかもそれは症状の一部で、体の中にはもっとたくさんの異常が起きているかもしれません。
いくつか代表的な病気を以下に挙げます。
“クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)”
・体が左右対称に脱毛する。
・水を飲む量が増えたり、お腹が膨らんでくることもある。
・糖尿病、高脂血症、感染症などへの罹患リスクが高くなる。
“甲状腺機能低下症”
・全身や尻尾の先が脱毛する。
・元気や食欲の低下、肥満といった症状の他にも、徐脈、低体温、神経症状を引き起こすこともある。
“膿皮症”
・細菌による皮膚感染症。原因は皮膚の常在菌であることが多い。周囲にフケを伴う円形の脱毛(“表皮小環”)が特徴的。
・食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、ホルモン性疾患(クッシング症候群、甲状腺機能低下症など)が関連していることが多い。
「毛が伸びていて気が付かなかったけど、トリミングして短くなったら毛が薄くなっていた!」
「お風呂に入れたら毛がごっそり抜けてしまった!」
こんなことも珍しくありません。
変化に気付いたらお気軽にトリミングスタッフへご相談ください。
TOMARIGIでは、美容の前後に獣医師の診察を予約無しで優先的に受けることが出来ます。是非ご利用ください!
2021.06.17
TOMARIGI
こんにちは!
TOMARIGIの市川です!
最近、日中は暑くなって半袖になる人も多いと思います。
皆さんは暑くなってきた時何に気をつけていますか??
私は日差しが強いと肌が痛くなってしまうので長袖を着たり日焼け止めを塗ったりしています!!
そして、日差しで気になるのが紫外線!
特に女性が気にしている方が多いと思いますが最近では男性でも気にする方が増えて来ていると思います。
人は日焼け止めを塗ったり日傘を使ったり対策が出来ますが犬の紫外線対策はどうすればいいの?と思う方が多いと思います。
なので、今回は「犬の紫外線対策」についてお話します!!
紫外線のわんちゃんへの影響について
犬は人間と同じように、どの部位も同じように紫外線を浴び、日焼けするわけではありません。
そして犬種によっても差があります。
紫外線の影響を受けやすい所は、目、耳の先、鼻や口周りなどは日光があたりやすく、特に鼻は紫外線の影響を最も受けやすい部位です。
また、下腹部や太ももの内側は、地面からの照り返しもあり、皮膚が弱くデリケートなので、少量の紫外線でも影響を受けやすい部位となります。
紫外線の影響を受けやすい犬種は、シングルコートの犬種です。
(プードル、マルチーズ、パピヨン、シュナウザーなど)
特にマルチーズやヨークシャテリアなど、毛が細く密集度が低い犬、または短毛種は、皮膚が日光にさらされやすいので、紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。
強い紫外線を多く浴びて、皮膚にダメージを受けると、シミや皮膚炎などの皮膚トラブルを起こしやすくなります。
犬も人と同じように、皮膚がんの原因の1つが紫外線の影響だと言われています。
サマーカットの注意点
暑くなってくるとサマーカットをするオーナー様が多いと思います。
サマーカットは毛を短くしてしまうので紫外線が皮膚に当たりやすくなってしまいます。
サマーカットは熱がこもらなかったり手入れがしやすいなどの理由でわんちゃんにとっていいものだけど、紫外線には注意しましょう。
対策として、オーナー様が出来るわんちゃんへの皮膚に直接日光が当たらないように服を着せたり、犬用の日焼け止めを使ったりしてあげましょう!
2021.06.06
TOMARIGI
こんにちは!もりやま犬と猫の病院TOMARIGI
2021.06.06
TOMARIGI
こんにちは獣医師の三浦です
桜もあっという間に散ってしまいましたが、暖かく過ごしやすい日が続きますね。
しかし!
この時期なると憂鬱になってくる方もいるのではないでしょうか。
そう・・・花粉症です。
この写真を見るだけでムズムズする方もいるのではないでしょうか。
くしゃみ、鼻水、目が痒い・・・。
大きなストレスになると思います。
この時期に診察しているとよく聞かれるのが、
「ワンちゃんも花粉症になるのか?」という質問です。
答えは、イエスです。
ワンちゃんにも花粉症と言えるようなものがあります。
ただ、人のそれとはやや異なります。
ワンちゃんの花粉症とは、いわゆる環境中のアレルゲンに反応して体が痒くなるアトピー性皮膚炎です。
アトピー性皮膚炎の多くはダニ(=”ハウスダストマイト”)に反応しますが、特にスギやブタクサの花粉に対して症状を示す場合は花粉症の可能性が考えられます。
症状は、顔、脇の下、股、足の先などの痒みです。
たまに結膜炎やくしゃみ、鼻水といった人と同じような症状が出るワンちゃんもいます。
「この時期になると毎年痒くなる!」というワンちゃんは、
もしかしたら花粉症かもしれません。
そんなワンちゃんへはどうしてあげたら良いのでしょうか?
いくつか対策をお教えします!
まずは散歩から帰ってきた後の対策です。
お外に行くと体に花粉を付けて帰ってきてしまいます。
それをブラッシングで落としてあげましょう!毛並みに沿って優しくやってあげてください♪
(さらにブラッシングについて知りたい方は、前回のブログをチェックしてみてください!)
固く絞ったタオルで優しく拭いてあげるのも効果的なので試してみてください♪
次はシャンプーです。
アトピー性皮膚炎のワンちゃんは皮膚バリア機能が低下しているので、湿疹ができやすいです。
痒みが出やすい時期は普段よりシャンプーの頻度を増やしてあげると症状が落ち着くかもしれません。
すでにアトピー性皮膚炎の治療を受けているというワンちゃんは、痒くなる時期が近づいてきたら早めにお薬を開始しましょう。
ひどくなってからだと、お薬をたくさん飲まなくてはいけなくなるすることもあります。
症状が軽いうちに獣医師へご相談ください。
4月は花粉症だけではなく、フィラリア予防の時期でもあります!!
TOMARIGIご利用時には予約無しで優先的に診察を受けることができますので、フィラリア予防がまだの方はご利用の際にお気軽にスタッフへお声がけください😄
また、当院では今年から完全時間予約制の予防診療を行なっています(月、水、金、土日祝)。
オーナー様とワンちゃんをお待たせすることなく診察を受けられるシステムとなっておりますので是非ご利用ください!!
年中無休・夜間対応