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2022.11.17
TOMARIGI
こんにちは!
メディカルトリマーの田邊です!
最近さらに寒くなり、冬が近づいてきているなと実感しますね!紅葉も綺麗になってきました!
私は愛犬を連れて、一緒に景色を眺めに行こうと思います^^
さて、そんな寒い中トリミングの時に毛はいつもより長くした方が暖かくていいのかな?
と質問されることもあり、気になる方も多いと思います。
今日はわんちゃんの寒さ対策について、トリミングの視点からお話ししましょう!
まず、わんちゃんももちろん寒さを感じます。あまりに寒いとわんちゃんには以下のような影響が考えられます。
・水をあまり飲まないようになり泌尿器系の病気にかかりやすくなる。
・免疫力が低下して感染症にかかりやすくなる。
など
このように寒さはわんちゃんの健康に良くないこともあるので、注意しましょう。
ここで、冬のカットで注意が必要な場合を紹介します。
↓
①幼犬、高齢犬、病気中の子
寒さに弱いと言われています。
冬はあまり毛を短くしすぎないようにしましょう!
②小型犬
小型犬は大型犬に比べて寒さを感じやすいといわれます。小型犬でダブルコートの犬種の場合も、冬の間はなるべく長めに被毛を残してあげるといいかもしれません。
最近ではわんちゃんの寒さ対策として、
・犬用こたつ
・ペット用のヒーター
・湯たんぽ
などがあります。
暖房ももちろんヒトにもわんちゃんにも一般的なものですが、
わんちゃんにとっての適温は「25℃くらい」です。
暖房の温度設定はなるべく25℃を超えないよう設定しましょう。
私のオススメの寒さ対策は「服を着せること」です!
お散歩の際に着たり、お家でも着たりしてその子に合った寒さ対策を考えてあげましょう。また、ファッションも一緒に楽しめるのが良いですね(^^)♪
さらに、冬にオススメのカットを紹介します(^^)
この子は体はすっきりバリカンですが足ふんわりのブーツカットになってます!
顔は、アフロカットで頭と耳を繋げてカットしまん丸なのが特徴です^^
前胸に毛を残し、まん丸もこもこに!
さっきの子みたいにアフロカットですね!
少し体はスッキリして尻尾はぽんぽん丸く!
暖かそうですね^^
生活しやすく、ふわふわめに!
バリカンのミリ数は長めであしはハサミカットになってます!
顔は丸く!毛玉の心配いらないようなちょうどいい長さですね^^
他にも羊カットで体モコモコにしたり、ブレスカットと言った足の下元にポンポンを作ったり色々なカットがあります!
カットは長めの方が暖かいかもしれませんが、毛玉になったり短い方が好みなど色々な悩みがあるかもしれません。
そんな時はTOMARIGIスタッフに是非ご相談ください!
その子に1番合ったカットを一緒に考えていきましょう!
ここでお知らせです。
実は、TOMARIGIにはInstagramのアカウントがあります!
予約情報や、利用してくださった可愛いわんちゃん達を載せています₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡
覗いて見て、是非フォローしてください(^-^)たくさんの可愛いが溢れています!
最後に、
私のお家にいる12歳のマロンちゃん(チワワ)はいつもモコモコの服を着てます!かわいい^^♪
2022.10.15
TOMARIGI
こんにちは!
副院長の三浦です。
暑い季節から一気に肌寒い季節へと移り変わりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私にとって『秋』は2番目に好きな季節です。
(1番好きなのは『夏』です!☀️)
秋といえば…食欲・読書・運動・芸術の秋ですね。
今回は犬猫の『食欲』と『運動』に関して、私の専門分野である『循環器』と『整形外科』に焦点を当ててお話ししようと思います。
『食欲』
少し言い換えて“太る”と“痩せる”とします。
循環器疾患に関しては『体重を維持する』という事が大切です。病気が進行するにつれて、食欲の低下、活動性の低下が起こります。
循環器疾患の診察の時には、心音の聴診、血液検査、レントゲン検査、超音波検査など必要に応じて行いますが、1番最初に行う体重測定は非常に重要です。
体重が減っていれば、十分に食事が取れていなかったり体力を消耗していることが考えられます。
逆に突然の体重増加は浮腫やうっ血の可能性があるため注意が必要です。
体重が維持されていることは、その子の状態が維持できているという事を意味します。毎回何気なく測るものですが、大切にしていきましょう。
整形外科に関しては、太る、すなわち体重増加が明らかなマイナスとなります。関節への負担が大きくなるためです。
痩せることももちろん大切ですが、まず太らせないことも重要です。ヒトも同じですが、一度太ってしまうと痩せるのはとても大変です(私自身最近とても痛感しています…)。
お家で定期的に体重測定をして、知らない間に太ってしまっていた!を防ぎましょう。
『運動』
心臓病があったら運動してはいけないのだろうか?そんなことはありません。非常に激しい運動でなければ全く問題はありません(病気の重い子の場合は運動制限が必要となりますので、ご相談ください)。適度な運動は脳にも体にも良いので、お散歩は毎日欠かさず行ってあげてください。
整形外科に関しても運動は必要ですが、具合を考えなくてはいけません。関節が弱い子が痩せるために頑張って運動しすぎてしまうと、余計に痛めてしまうことがあるので気を付けましょう。まずは食事管理です!
この場ではこのくらいにしたいと思います(本当はもっともっともっとお話ししたいことがありますが…)。
今回の内容に関してその他ご相談などございましたら、いつでもご指名にてご来院ください。
TOMARIGIご利用前後の診察でも構いませんので、スタッフまでお気軽にお申し付けください。
また循環器疾患、整形外科疾患のワンちゃんでも負担をかけないよう優しく丁寧に対応いたします。
病院併設のサロンとしてお役に立てるよう、今後もスタッフ一同努力して参ります。
写真は我が家の猫達です。
くるみ(1枚目奥から2番目)、ゆべし(1枚目奧)、そばこ(1枚目手前、2枚目)です。
こんな話をしておいて末っ子のそばこちゃんはぽっちゃりむちむちです。ダイエット頑張ります!
猫ちゃんのことも何でもご相談くださいね(^ ^)
2022.09.15
TOMARIGI
こんにちは!メディカルトリマーの大西です。いつもTOMARIGIをご利用いただきありがとうございます!
最近、我が家の愛犬こりんちゃんが咳をするようになり、病院に通っていました。
先生たちにいろいろな治療をしていただき良くなってきたのですが、今日はそんな〈咳〉についてお話ししていこうと思います!
咳と一言でいっても、カハっとなにか吐き出すような咳やガーガーと長く続く咳など様々です。
TOMARIGIでもお風呂に入ったり、風を当てたりしていると咳が出てしまう子がいたりします。
その原因は何なのでしょうか??
ワンちゃんの咳には、生理的に起こるものと病気が原因で起こるものがあります。
リードを強く引っ張った時や水を一気に飲んだ後、興奮した時などに数回、咳をする場合は生理的なものの可能性が高いです。
咳が続く、食欲や元気がない、チアノーゼや失神などの症状がみられる場合は様々な病気が考えられます。
〈咳が症状である代表的な病気〉
・ケンネルコフ(いわゆる風邪)
・気管虚脱
・心臓病
・気管支炎、肺炎 などなど
また、咳とともにこんな症状が現れたら要注意です!
・運動後でもないのに呼吸が荒い
・ぐったりしている
・舌の色が青紫色になっている
・呼吸が苦しそうで横になることもできない
咳と一緒にこのような症状がある場合は緊急性が高いので、夜間でもすぐに当院へご連絡ください。
おうちの子が、咳が続いてかわいそう、、、と思うことがあれば一度獣医師にご相談ください!
ちなみにこりんちゃんは〈ネブライジング〉という治療をしてもらいました!
〈ネブライジング〉とは咳やくしゃみが出る子に行われるもので、液体の薬を細かい霧状にして鼻や口から吸入する治療法です。
実際はお部屋の中にお薬を充満させてその中に入ってもらって行いますが、お薬を飲むのが苦手なワンちゃんでもできる治療法になっています!
トマリギでは体調面で不安があるワンちゃんでも安心して預けていただけるよう、シャンプー前の獣医師による診察や時短でのトリミングも行っておりますのでお電話お待ちしております!
また、当院ではわんちゃんの気管に優しいハーネス〈ハーネスト〉も販売しております。ハーネスがY字になっていて首を締め付けづらい構造になっているので、お散歩の時にリードを引っ張ってしまう子や首輪をつけると咳が出てしまう子にはおすすめのハーネスです。気になる方はお気軽にスタッフにお声がけください!
2022.08.15
TOMARIGI
はじめまして!
4月からTOMARIGIに加わりました、メディカルトリマーの田邊です!
オーナー様のご要望にしっかりとお応えし、ワンちゃんを綺麗に可愛くしていきます✨また、いつもと違う変化や皮膚の状態などにもオーナー様に伝えていけるよう日々努力して参ります💪✨これからよろしくお願い致します!
さて、8月になり猛暑🔥が続く日が増えました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は、アイスが大好きで毎日一本食べてる気がします。。。
また、暑さで汗が止まらず外にいる時はタオルが手放せず握って歩いてます!
そんな暑い中!
ワンちゃんって汗かくの?どうやって体温調節しているの?
今日は、そんな疑問に触れていこうと思います!
《結論を言うとワンちゃんでも汗をかきます!》
人とワンちゃんも汗をかきますが、汗の種類が2種類あります。
①エクリン腺
体温調節をする汗腺と知られています。
人は全身から出る汗と同様。ワンちゃんにはエクリン腺が肉球と鼻先にしか無いです。
②アポクリン腺
人では脇や股のなど一部の場所に出ます。
ワンちゃんには全身にあり体臭にも影響があると考えられてます。
《汗の役割について》
人…体温の調節機能として、とっても重要!
犬…《体温を調節する》もありますが『社会的、性的なコミュニケーションのツール』としての役割もあります!
~体温調節の方法~
ワンちゃんが体温を調節する方法は主に『呼吸』にあります。暑い時にはハーハーと呼吸をするパンティング回数を増やし熱を逃してます。
また、体温調節が苦手なのでお散歩の時間や冷却グッツ、サマーカットなど飼い主様が手助けしてあげましょう!
ところで!
なぜ体温調節が苦手なのか?!
人間には皮膚に汗腺があるため、汗をかくことで体温調節をすることができますが、犬の皮膚にはその汗を出してくれる汗腺がないためです。
サマーカットについて過去のブログに紹介させていただいます。ぜひチェックしてみてくださいね!
さて!いかがでしたか?
人が汗をかいた時にお風呂でサッパリするのと一緒で、ぜひワンちゃんもTOMARIGIでサッパリしてみてはどうですか?
TOMARIGIではシャンプーをする際のオプションで炭酸泉というものがあります。
炭酸泉は、血流を促進してくれるので新陳代謝の向上また、被毛のツヤや皮膚に良い影響を与えてくれます。
ポカポカしてリラックス効果もあるので怖がりさんにもオススメですね!
アポクリン腺での匂いや汚れ炭酸泉を使って落としてみませんか?
他にも匂いやベタつきが気になるなどお気軽にご相談ください!
スタッフ一同お待ちしております!
最後に私の愛犬を紹介します。
ポメラニアンのでんでん!
チワワのマロン!
猫のニャジラ!の3匹です!
3匹とも保護した子達です!
でんでんちゃんは肥満で少し痩せなきゃねと言われちゃいました!ダイエット頑張ろうね^ ^
この子達も暑さに気をつけていきます!
一緒にこの暑い夏を楽しみつつ乗り越えていきましょうね😆✨
2022.07.15
TOMARIGI
こんにちは!副院長の三浦です。
暑いと思えば大雨が降ったり、不安定な天気が続きますね。
こんな時こそ規則正しい生活を心がけ、心身共に健康でありたいものです。
わんちゃんに関しても規則正しい生活が日々の健康維持には大切なものとなります。
今回は、私が診察の中でよく話す規則正しい生活を送ることのメリットをお伝えしようと思います。
「下痢をしてしまった」、「吐いてしまった」といった消化器症状。
「体を痒がる」、「皮膚が赤い」といった皮膚症状。
これらは動物病院に来る理由としてとても多いものです。
問診では様々なことを飼い主様に聞いていきますが、消化器症状、皮膚症状に関して重要なのが「食生活」です。
どんな食事を与えているかはもちろんのこと、
・何かいつもと違うものを食べたか。
・ドッグフードの種類を変えたか。
・拾い食いをしたりしないか。
などを聞きます。
ここでいつもと違う所があれば、そこが原因の可能性が出てきます。
ところが…
「おやつはこれとあれとそれと…」
「今ドッグフードはこれだけど、前はあれでその前は…」
「今日はこれを与えたけど、昨日あれで一昨日は…」
このような場合、原因となり得るものが多くなってしまい、絞り込むことがむずかしくなります。
「規則正しい生活」というより「シンプルな生活」がわんちゃんの体調不良の原因を分かりやすくしてくれることもあるわけですね。
食生活以外にも散歩に行ったり、遊んだり、寝たりする時間や場所も「規則正しく(=いつも同じに)」することで、変化に気が付きやすくなります。
特に!季節の変わり目には規則正しい生活をより心がけていただくと良いと思います。
季節の変化が体調に影響することも珍しくないため、普段の生活を規則正しくしておくことがより重要となります。
季節で症状が変化する「アトピー性皮膚炎」の場合はさらに重要性が増します。
今の時期は皮膚症状が悪化しやすいため、痒みや皮膚の赤みに変化がありましたらお早めに受診下さい。
わんちゃんにいろんなフードやおやつをあげたいという気持ちは、同じいち飼い主である私にもよく分かります。
もちろん与えてはいけないわけでは全くありません!
ただ、あまり多くを与え過ぎないよう気を付けていただくことで、日々の健康管理に役立ちますので参考にしてみて下さい。
近頃の私自身はというと、20代の頃にはなかった悩みが増えてきました。
お肌のハリやシミ、余計なお肉、翌朝の胃もたれなど。。。
規則正しい生活の大切さを、このブログを書きながらしみじみと感じています。
「医者の不養生」にならぬよう気を付けたいものです。
そんな私が食生活で気を付けていることは、
「お肉と野菜をしっかり食べる」、「炭水化物を控える」、「食べ過ぎない」です(最後の「食べ過ぎない」は正直出来ていませんw)。
好きな音楽を聞きながら、お酒を嗜みながら料理をするのがマイブームで、最高のリラックスタイムです。
(恥ずかしながら、私が作ったものです。飼い主様に頂いたズッキーニを使いました🔪)
夏は一番好きな季節なので、暑さに負けず健康第一で頑張っていこうと思います!
暑い日が続きますので、飼い主様もわんちゃんも熱中症にはお気を付け下さい。
前回のTOMARIGIブログで紹介させていただいたサマーカットも熱中症対策としておすすめですので、スタッフまでご相談下さい。
TOMARIGIは大切なワンちゃんが健康で美しくいられるようお手伝いさせていただきます。
引き続きご愛用頂けますようスタッフ一同努力して参ります!!
2022.06.15
TOMARIGI
こんにちは!
動物医療センターもりやま犬と猫の病院、TOMARIGIのメディカルトリマー長谷川です。
いつもTOMARIGIをご利用頂きありがとうございます!
季節も夏🍉に変わりだいぶ暑く☀️なってきましたね。
皆様、暑い夏はどの様に対策されていますでしょうか?
僕は毎年夏になると、自分の髪の毛をサッパリ短くカット💈してもらい涼しく過ごしてます。
TOMARIGIをご利用頂いているワンちゃんも最近はバリカンで短くカットされる方が増えてきました。
今回はそんなバリカンで短くカットする、『サマーカット』についてお話ししていこうかと思います。
🐶メリット🐶
⚫︎熱がこもらない⚫︎
長毛種のわんちゃんはサマーカットをする事で通気性が良くなります。皮膚が蒸れにくくなる事で皮膚トラブルを防いでくれます!
⚫︎お手入れが楽になる⚫︎
普段日常的に行なっているブラッシングもサマーカットをする事で、お手入れが楽になります!
⚫︎皮膚疾患の早期発見⚫︎
被毛が長いと皮膚トラブルが見つかりにくくなってしまうことがあります。サマーカットをする事で被毛に隠れていた皮膚疾患を日常的に見つけやすくなります。
実際にトリミング中に短くした事で皮膚疾患が見つかり、早期治療のご案内ができた事も沢山あります!
⚫︎サマーカットにおすすめの犬種
・トイプードル
・ミニチュアシュナウザー
・シーズー
・マルチーズ
・ヨークシャーテリア
・コッカースパニエルなど
中にはバリカンをする事で毛質の変わってしまう子もいます。また、犬種(チワワ、ダックスなど)によっては長期的に毛が生えにくくなってしまう事もありますので、その点について理解しておく事が重要です。
🙀デメリット🙀
サマーカットにする事で、虫に刺されるリスクが高まったり、皮膚に直接太陽光があたることで紫外線による皮膚トラブルの原因になることもあります。
※太陽光や、体温調節には服👗を着せる事がおすすめです。サマーカットで短くした事で、服による毛のもつれや、毛玉になる事も少ないので、サマーカットにした際は服を着せて、わんちゃんと楽しんで見るのもいいかもしれませんね😉
まとめ
サマーカットには良い所も悪い所もあります。わんちゃんのお家での過ごし方や、散歩の頻度などその子の生活環境によって使い分けていくのが良さそうです!
TOMARIGIでは常にオーナー様とのコミュニケーションをしっかりとり、ワンちゃんに寄り添った提案が出来る様に心がけております😄
いつでもご相談お待ちしております!
「お待ちしています…。」
2022.05.15
TOMARIGI
こんにちは!メディカルトリマーの大西です。いつもトマリギをご利用いただきありがとうございます!
最近、サロンでは「うちの子、最近目の下にくまができた」、「目の周りが茶色くなって臭う」など『涙やけ』の相談をよく受けます。
私も、飼っているチワワのこりんちゃんが涙やけがひどく悩んでいました。
なので、今回は【わんちゃんの涙やけ】についてお話ししようと思います!
〈涙やけとは?〉
涙やけは、涙で濡れた目の周りの毛が赤茶色に変色することを言います。
本来、涙は鼻涙管と呼ばれる管を通って鼻腔に流れますが、涙やけはなんらかの原因で涙の量が以上に増えたり、涙が鼻腔へうまく流れず目から溢れてしまうことで起こります。
〈涙やけの原因〉
涙やけの原因はいくつかあるのでそちらを紹介していきます。
原因①:器官のトラブル
涙やけに悩む多くのわんちゃんは『鼻涙管』が生まれつき狭かったり、後天的な病気などで閉塞してしまうことで涙が溢れてしまい涙やけが起きます。
原因②:毛が目に入ってしまう
長毛のわんちゃんや生まれつき睫毛(まつげ)が内側に向かって生えてしまう子は、毛が目にあたり、涙の量が増えて涙やけが起きます。
原因③:アレルギー
わんちゃんのアレルギーは食べ物やノミ、花粉などに対して起こります。目の周りに症状が出ると涙が増えて涙やけが起きます。
〈涙やけが起こりやすい犬種〉
●トイプードル、マルチーズ
生まれつき鼻涙管が狭かったり、閉塞していたりすることが多いため涙やけを起こしやすいです。
●シーズー、パグ、チワワ
目が大きく外に張り出しているため、涙を留めにくく溢れてしまったり、目を傷つけやすいため涙が増えてしまい、涙やけを起こしやすいです。
〈対策〉
●目の周りを清潔に!
こまめにコットンなどで優しく涙を拭き取ってあげましょう。長毛の子は毛が目に入ってしまわないようカットしてあげるのも対策のひとつです!
●ごはんを変えてみる
食物アレルギーが原因で涙やけが起こっている場合があります!一度獣医師に相談して低アレルゲンのごはんに変えてみると涙やけが改善されるかもしれません!
涙やけを放置すると毛が涙で濡れた状態が続くため細菌感染を起こし皮膚炎を患ってしまうこともあります。愛犬の涙やけが気になる場合は、一度獣医さんに相談してみましょう!
また当院では、涙やけのケアができる「アイリッドラッシュ」も販売しております。簡単に使えるシートタイプで、ヒアルロン酸配合なので目の周りをしっとりと保護し清潔に保ってくれます!気になる方はぜひお手に取ってみてください✨
また当サロンでは涙やけを目立たなくさせるお顔のカットも可能です🙆♀️
お気軽にスタッフにお声がけください❗️
あんこちゃんはお顔が黒くて涙やけがあまり目立たないけどしっかり涙やけのケアもしていこうね😉⭐️
2022.04.15
TOMARIGI
皆さんこんにちは!副院長の三浦です。
以前、私が書かせていただいた“音楽”に関するブログはいかがでしたでしょうか。
「試してみたら効果があった」
「こんな音楽も良かった」
などがありましたら、ご来院の際に三浦まで教えていただけると嬉しいです😃
私は普段は循環器疾患🫀を得意としていますが、治療のために『オメガ脂肪酸』のサプリメントをよく処方します。心臓や血管の健康維持のために良いとされており、ヒトの心不全治療ガイドラインでもオメガ脂肪酸を積極的に摂取することが推奨されています。
ヒトでも一昔前から注目されているものではありますが、わんちゃんにとっても有用である事が分かってきています。
今回はこの『オメガ脂肪酸』についてお話ししようと思います。
『オメガ脂肪酸』とは何か?
『オメガ脂肪酸』に関する報告
この他にも腫瘍性疾患、高脂血症、認知機能障害に対する効果も報告されています。
特にDHAに関しては、成長期における脳の発達にとって重要であり、必要不可欠な栄養素として知られています。
現在TOMARIGIをご利用の方の中にも皮膚トラブルでお困りの方もいると思います。
皮膚の炎症を抑えることは健康な皮膚を維持するためにとても重要です。炎症が起きるとフケが出たり、膿皮症になったり、脱毛したりしてしまいます。
もしかしたらオメガ脂肪酸が良い効果をもたらしてくれるかもしれませんので、興味のある方は獣医師へご相談ください。
“アトピー性皮膚炎”のわんちゃんには特に『炭酸泉』を使った薬浴と『オメガ脂肪酸』の組み合わせがオススメです!
ご予約の際には炭酸泉のご利用を是非ご検討ください!
病気のわんちゃんが元気になってくれるように、健康なわんちゃんがもっと健康でいられるようにサプリメントが出来ることがあります。
今回はオメガ脂肪酸に関してお話をしましたが、これ以外にも様々な動物用サプリメントを当院では取り扱っております。
TOMARIGIをご利用の際には診療予約無しでも優先的に診察を受けていただく事ができますので、その際に是非ご相談ください!
(私は循環器科と整形外科を担当しておりますので、こちらでお困りの方は三浦をご指名頂ければと思います。)
2022.03.15
TOMARIGI
こんにちは!
もりやま犬と猫の病院TOMARIGIのメディカルトリマーの長谷川です!
冬も終わりに近づき、春の暖かさを感じる頃となりました!
季節の変わり目はワンちゃんの毛の生え変わりの季節!
TOMARIGIでも抜け毛に悩むオーナー様がご来院する数が増え出来ました。
さて、そんなTOMARIGIでは抜け毛に限らず、さまざまな悩みを持ったワンちゃんがご来院することが良くあります。
今回はそんな悩みの一つであり、最近相談のあった子犬の《噛み癖》について、お話ししていこうかと思います!
噛み癖の原因
ワンちゃんは乳歯から永久歯に生え変わる生後4ヶ月齢〜10ヶ月齢になると、歯茎が痒くなると言われています。この痒さを解消する為に、物を噛んだり、人の手や足を噛んだりします。
歯が生え変われば痒さは消えますが、噛み癖が残ってしまうワンちゃんもいるようです。
噛み癖により起きる問題点
⚫︎怪我をさせてしまう可能性がある。
子犬のうちは甘噛みでも、大人になると犬の噛む力はとても強く、最悪何針も縫う大怪我につながってしまう事もあります。
また、周囲の人に噛み付いてしまいトラブルになるケースもあります。
⚫︎スキンシップやお手入れが難しくなる。
運動や一緒に遊ぶことはワンちゃんにとってとても重要です。しかし、噛み癖があることで飼い主と遊ぶ時間が減り、ストレスの原因になってしまいます。
また、ブラッシングや、爪切りなどのケアを嫌がるようになると、十分なお手入れができなくなってしまいます。
・物や家具などを壊す。
飼い主さんの洋服や靴、ソファーや椅子などの家具を噛むようになってしまうこともあります。
おもちゃや小物などを噛んでしまう場合は、誤って飲み込んでしまう可能性もあるので大変危険です。
噛み癖のしつけ法
噛み癖はしつけによって、人や物に噛むのをやめさせたり、軽減させる事が出来ます!
まずは、ワンちゃんが噛む原因を明確にし、それに対して適切に対処する事が大切です!
また、間違ったしつけ方は逆に噛み癖を悪化させる事もあるので、気をつけなくてはいけません。
🐾子犬の甘噛みのしつけ🐾
子犬が甘噛みをする理由は主に3つ。
歯が痒い、遊び、関心を持たせたい、などがあります。
子犬の甘噛みはあまり痛くはなく、可愛いので許してしまいがちです。
ですが、そこで噛ませたままにしてしまうと、『噛んでもいいんだ』と子犬が勘違いしてしまいます。
⚫︎基本的には噛ませない事が大切で、子犬が手を甘噛みしてしまった際は、遊んでいると思わせない様に冷静に、無視するか静かに叱る様にしましょう。
⚫︎犬と遊んでいる中で興奮して噛んできてしまう場合、
必要に応じてハウスや、クレートに入れて、落ち着かせる事も一つの方法です。
噛む=遊びと、認識させない為の方法ですが、犬がハウスを嫌いになってしまわない様に気をつける必要があります。
⚫︎噛む事をなんでもかんでもやめさせてしまう事は、ストレスの原因になり、ストレスから噛み癖に繋がってしまいます。コングや、ロープなど、噛んでもいいおもちゃを与えてあげましょう。
🐾しつけの際の注意点🐾
犬が何かイタズラをしてしまう事はよくある事です。
その際に、飼い主が感情的に怒ったり、叩いたりする事はしてはいけません。
特に叩いてしまうと、自分の身を守る為、噛むという行為がエスカレートしてしまいます。
犬がイタズラをしてしまった際は冷静に叱るようにしましょう。
また、しつけを行う際は、家族の誰かが行うのでは無く、家族全員で話し合い、してはいけない事を全員で共有し、全員でしつけを行いましょう!
まとめ
噛み癖は早めに対処する事が大切です!
また、犬が噛む理由はさまざまで、ただ叱るのではなく、心穏やかに犬と向き合うことが、解決への第一歩となっていきます。
また、治すのが難しいと感じたら是非相談下さい!
第三者からの意見を聞く事で、何か解決の糸口が見つかるかもしれません!
もちろんTOMARIGIではパピーちゃん達のトリミングをする事は沢山あります!
トリミング中もしつけの意識を持ちワンちゃん達が楽しくお手入れが出来る様に接しています。
また、当院ではしつけ教室やパピーパーティーなども行っております!
噛み癖に関わらず、お悩みが有ればいつでもTOMARIGIやスタッフにお気軽にご相談下さい。
2022.02.14
TOMARIGI
こんにちは!メディカルトリマーの大西です!
寒い日☃️が続いていますが体調はお変わりないでしょうか?
私は愛犬とのんびりすることが最近のお家時間の過ごし方です🎵
さて今回は、
〈わんちゃんが”足を挙げる”理由〉
についてお話ししていきたいと思います!
みなさんは愛犬がこちらを向いて前足をちょこんと挙げていたり、おしっこをする時に後ろ足を片方挙げているのを見たことがあるのではないでしょうか。
TOMARIGIでもお預かり中のわんちゃんが前足を片方上げてジッと待合室を見ていることがあります👀
また、ご利用頂いている方にはトイプードル、チワワ、ポメラニアンと言った小型犬を飼われている方が多いですが、
「たまに足を挙げることがある」
と相談を受けることがしばしばあります。
その行動にはどのような理由が隠されているのでしょうか…。
今回はその謎を解いていきましょう!🔎✨
わんちゃんが足を挙げるのには、主に以下のような理由が考えられます。
①好奇心
②緊張や不安
③痛み
ひとつずつ見ていきましょう!
①好奇心🐕
遠くや高いところを見ようとして首を伸ばしたときに片方の前足が挙がることがあります。
また、自分をかまってほしい時にも、前足を挙げることもあります。
②緊張や不安🐕
わんちゃんは緊張したり不安があると前足を挙げたままじっとすることがあります。
相手に敵意がないことを示すために前足を挙げる動作をするなんてこともあります。
これらの行動は“カーミングシグナル”といって、わんちゃん同士で無駄な争いを避けるため発達したボディーランゲージです。
「あくび」も代表的なカーミングシグナルの一つですね。
ちなみに”カーミング”は英語の「calm=落ち着く」に由来します。
③痛み🐕
すなわち何らかの病気による痛みによって足を地面に着けない状態です。痛い足をかばいながら歩くことを『跛行(はこう)』と言います。
もし、足を触った際にわんちゃんが怒ったりキャンと鳴いたりする場合は痛みの可能性があります。
跛行の原因として多いのが膝蓋骨脱臼です。
膝蓋骨脱臼とは膝のお皿(=膝蓋骨)が脱臼してしまう病気で、小型犬に多く、特にチワワ、ポメラニアン、トイプードルに多く見られます。
治療法は内科療法と外科療法があり、脱臼のグレード(1~4)、年齢などを考慮して治療法を選択していきます。内科療法は主に、環境の改善、投薬やサプリメントがあり比較的軽症な子は内科療法で様子を見ていきます。外科療法とはいわゆる手術で根本的な構造の異常を治していきます!ただ手術するのが良いとは一概に言えないので、獣医師とじっくり相談する必要があります。
膝蓋骨が脱臼しやすい子はなるべく膝に負担をかけないよう、カーペットをひいたり高い所から飛び降りたりしないよう日頃から注意が必要です⚠️
さて、足を挙げる行動の謎は解けましたでしょうか❓
わんちゃんが足を挙げている時には何か深い意味があるかもしれません…。
すでに膝蓋骨脱臼と診断を受けていたり、足を挙げるなど気になる事がごさいましたら、当院スタッフへご相談ください☺️
TOMARIGIではご利用の前後に診察を受けていただくことが可能です。予約無しで優先的に診察させていただいておりますので、是非ご活用ください。もちろん獣医師の指名もできます!お気軽にお声掛けください!
年中無休・夜間対応